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上野恩賜公園や代々木公園など、東京都心部には大きな公園がいくつもある。

政治や社会環境、衛生面、教育水準などから割り出す「世界生活環境調査」都市ランキング。米人事コンサル会社マーサーによる最新の調査では、東京は米シカゴ、英バーミンガムと同率の49位だった。ところが「子どもにとって」の生活環境は、世界でも最高水準であることがわかった。
 
国連の「子どもの権利条約」が定める権利(教育を受け、休み、遊び、自由に意見を表し、芸術に触れるなど)が尊重されているかという観点で調査したところ、東京は4位に躍り出た。
 
理由の一つに、公園の多さが挙げられる。子どもが裸足で走り回れるような、安全で清潔な芝生の公園が、都内の随所にある。待機児童対策でビルの一室などに開設された保育所では、こうした公園が園庭代わりになっている。週末にはベビーカーを押してやってくる父親の姿も見られる。
 
レジャー施設の充実ぶりでも際立っている。動物園に水族館、池袋サンシャインシティ、三鷹の森ジブリ美術館など、子どもが喜ぶスポットが豊富にある。少し足を延ばせば、東京ディズニーランドにも行くことができる。
 
多文化の街・東京には国際性や創造性を重んじる学校が数多くあり、教育環境は整っている。一方で、公共の場での授乳や、泣きわめく子どもが非難されるなど、国際化には程遠い面もある。
 
ちなみに、世界一子どもに優しい都市に選ばれたのは、総合ランキングでも1位のウィーン。続いてベルリン、ロンドンとなっている。

文=ソフィア・カパリナ イラスト=ダリア・ルイチコワ 翻訳=フォーブス ジャパン編集部

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