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コイーバは最も有名なハバナシガー、ヘネシーは最も有名なコニャック。この組み合わせは王道すぎて、一歩間違えると野暮に。そこで“グラスの指定”をすすめたい。例の大ぶりなブランデーグラスを、脚が長いチューリップグラスかショットグラスに変えるのだ。これだけでスマートに見えるし、最初のアタックがなくなり味が丸くなる。
「コイーバ ロブストス」¥3,500、「ヘネシー X.O」¥2,500。

王道のシガーとコニャックをスマートに嗜む Bar Tonari



COHIBA ROBUSTOS × Hennessy X.O
コイーバ ロブストス × ヘネシー X.O


昔上司だった方の家が大磯にあって、亡くなった際に家族の方に書斎を見せていただいた。机には万年筆とインク壺、名入りの便箋。革張りの椅子。書棚の脇のキャビネットには、洋酒と葉巻入れがあった―。故人の紳士ぶりがうかがえる書斎を眺めていて、ふと葉巻を愛した宰相として知られる吉田茂を思い出した。そんななか、吉田茂の回顧録でもあればその舞台として登場しそうな風情のバーが、
白金に誕生した。
いまから92年前の1923年(大正12年)に建てられた古民家の2階部分をバーに改装したという。
梁がむき出しの天井が妙に落ち着く。しかし、本物がもつパワーだろうか、どこかピンと張りつめた空気も漂う。岡田成貴店長はミクソロジストでもあるので、フルーツを使ったカクテルも得意。ワインやシガーも充実している。つまみは同じ経営
の階下の店「牛泥棒」本格的な牛串焼きを頼める。店名はその隣だから、というのが由来だ。
ここまでお膳立てが整っていれば、シガー&スピリッツは王道のチョイスで決めたい。選んだのは「コイーバ ロブストス」と「ヘネシー X.O」だ。これをふかふかのソファにふんぞり返って燻らせたら、気分は大宰相。コイーバはいわずとしれたキューバのトップブランド。なかでもロブストスは売れ筋の太巻きのショートサイズだ。一方のヘネシーは1765年の創業、250年も続くコニャックの超名門メゾンである。
いい場所にいいバーができたものだ。いま、東京ではキューバ、ニカラグア、ドミニカ共和国という世界のシガー3大産地のベストブランドが、最高のバーテンダーの手によって、最高の酒とともに楽しめる。アメリカにはキューバ産シガーがない。ヨーロッパでは年々吸えるバーがなくなってきている。いままさに、東京はシガー天国なのだ。

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Bar トナリ
粋人集う白金に登場したまさに“昭和”な隠れ家
2014年12月にオープンした話題の店。「昭和の応接室」をイメージしてつくられたという店内では、和洋折衷のインテリアと柔らかなライティングにより最高の居心地が味わえる。
●東京都港区白金5-10-12 2F 
TEL050-5787-9272 営18:30.翌4:00 休日 シガー¥900.、スピリッツ¥1,000.、チャージ¥1,000。

広見 護 = 文

 

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