英国でグーグルとFBの「独占禁止」本格化、監視機関を設置へ

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この動きは、デジタル市場における競争の欠如が消費者のための新しいサービスの開発を妨げ、プラットフォームを利用する企業に高いコストを押しつけていることを示した、CMAの報告書の発表を受けてのものだ。報告書では、英国においてグーグルとフェイスブックの2社が、公正な水準を上回る利益を稼ぎ続けていると結論づけられていた。

一方で、消費者がデジタルプラットフォーム上で目にする広告の数は増加し続けており、テック大手は、消費者が彼らのサービスを利用する際に、データ共有を強制しているとされた。

「グーグルやフェイスブックのような巨大企業は私たちの暮らしや経済に、大きなメリットをもたらしている。しかし、わずか数社の大手テック企業が市場を独占することは、イノベーションの低下や広告価格の上昇、消費者の選択肢を狭めることにつながっている。デジタル市場のための新たな競争の促進体制を整備し、この問題を改善して行かなければならない」と、政府の担当者のAlok Sharmaは述べた。

編集=上田裕資

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