「ビリオネア通り」にある超高級ペントハウスがオークションに

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ペントハウスの維持管理費は月額5000ドル。これはめったにないほど安い維持費だと話すのは、不動産会社ネスト・シーカーズ・インターナショナル(Nest Seekers International)のショーン・エリオット(Shawn Elliott)だ。同氏は、タル・レズニック(Tal Reznick)と、この物件を共同担当している。

「他の物件であれば通常は、固定資産税だけでも6万ドルを上回る」とエリオットは述べた。こうした維持管理費の金額は、37階というフロアに基づくものだが、リノベーション後も変わることはないという。

このペントハウスは、推測で1500万ドルから2000万ドルとされる建築・内装工事が完了したあかつきには、査定額が1億ドルに上るとされている。

「ごくまれにしか出会えない、格式の高い誇るべき不動産だ」とエリオットは言う。

建物の共有施設としてはジム、スパ、係員付き駐車場があり、過去には画家のフリーダ・カーロや、テノール歌手のルチアーノ・パヴァロッティが住んでいた。

SPANアーキテクチャのプリンシパル、ピーター・ペルシンスキー(Peter Pelsinski)は、「ニューヨーク市では、ほかに並ぶものがない物件だ」と話す。「ニューヨークを代表するデザイン建築を所有できる、またとないチャンスとなる」

超高級住宅のオークションは近年、急増している。売主が物件への注目を集めるようと努めていることと、高級物件市場で物件が飽和状態に達したことがその理由だ。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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