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Mark Makela / by Getty Images

グーグルにとって現在、最も重要な顧客は米国のジョー・バイデン次期大統領なのかもしれない。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の11月20日の記事によると、バイデンの政権移行チームは一般調達局(GSA)が用意するEメールアカウントの代わりに、グーグルのGoogle Workspace(旧称:G Suite)を用いており、セキュリティにはTitan Security Keysを使用中とされた。

バイデンのチームは、標準的なGoogle WorkspaceのEメールアカウントに加えて、グーグルの企業顧客に提供される認証デバイスのTitan Security Keysを使用していた。FeitianとYubicoによって製造されたこの物理デバイスは、ユーザーがドメイン上のアカウントにログインする際に、デバイスに差し込むドングル型のツールだ。

このキーはFIDO AllianceのUniversal 2nd Factor(U2F)というプロトコルに対応しており、2018年に初めて利用できるようになった。

ニュースサイトThe Vergeによると、政権移行チームはグーグルの高度な保護機能プログラム(Advanced Protection Programなど)を用いて高度なセキュリティを確保したという。彼らは、業務用アカウントと個人用アカウントの両方のセキュリティ手順について、説明を受けたとされている。

トランプ大統領が任命したエミリー・マーフィーが長官を務めるGSAは、20日の時点では今回の大統領選でのバイデンの勝利を正式に認めていなかった。そのため、政権移行チームは、政府が用意する正式なEメールアカウントや、国土安全保障省からのセキュリティ支援など、政府の公式技術リソースにアクセスできなかったのだ。

GSAは通常、政権移行チームに「ptt.gov」ドメインのEメールアドレスを割り当てているが、バイデンらにはこのアドレスが与えられず、新たな人員を採用するための資金や、正式なオフィススペースにもアクセスできなかった。

しかし、23日夜にトランプがバイデンへの政権移行を容認するツイートをしたことを受けて、GSAは移行手続きを開始し、彼らはようやく輝かしいptt.govドメインを使用できることになった。

編集=上田裕資

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