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経営戦略としての朝活を支援する、その名も「株式会社朝6時」。代表取締役社長の池田千恵は、2009年『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)を刊行、12万部を売り上げるヒットとなった。

現在は早起きによる思考整理や情報発信、時間管理、目標達成手法を著書や講演などで紹介する池田のタイムマネージメント術とは。


自己肯定感を高める「朝活」とは


元々朝活を広めようとは思っていなかったと話す池田。

「自分の中であまりにも朝活が当たり前すぎて、私の話に価値があるとは最初は思えなかったんです」

受験生時代、友達とも交流せず気分転換もせず夜中まで勉強したのに、2回も大学受験に失敗した。今までの延長線上には未来はない!と感じ、早起きで生活リズムを整え、集中して勉強したところ志望校に合格。これが最初の成功体験になったという。

2度目の大きな転機は最初に就職した会社で仕事が全くできずに窓際社員になりかけ、このままで人生終わりたくないと思ったとき。思い出したのは早起きをして受験勉強を乗り切った経験だった。

「そういえば私、受験生時代早起きで人生逆転したよね、と思いだしたんです。また早起きを始めれば敗者復活できるかもしれない、と。朝ってくよくよできないじゃないですか。前日の失敗を夜振り返ると、考えても仕方がないことをずっとぐるぐる考えてしまいますが、朝ならいろいろ前向きに考え直すことができて、冷静に分析できる。もちろんすぐに朝活の効果がでるわけではありませんでしたが、じわじわと効果が出てきました」

もともと料理や商品開発に興味があったので最初は料理研究家を目指していた。会社の許可を得て「週末起業」として土日にパン教室やワイン教室を開催していた。料理研究家として独立するためには名刺代わりに本を出す必要があると出版セミナーに参加したところ、周囲は料理のことよりも、雑談で何気なく話した「朝4時起き」について興味を引かれたようで、4時に起きている理由やその方法と効果などを矢継ぎ早に聞かれた。

そこで「朝4時起き」を軸に過去を振り返ると、「朝活」がいつも自分のピンチを救ってくれていたことに気付いた。セミナーの最終プレゼンでは料理ではなく朝4時起き生活をテーマにしたところ、出版の話が進んだ。

「成功者の話ではなく、仕事もプライベートもうまくいかないダメダメな状態でも頑張れば人生逆転できる、身近な人が頑張ればこうなる、というのが良かったんだと思います。12年後、1周回って今また、朝活に注目が集まり始めていますね。今の時代はコロナの影響で、テレワークやリモートワークなど、出社しない、大学に行けないなどで、生活リズムがグダグダになってしまう。社会的情勢も大きな要因ですね」

文=石澤理香子

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