キャリア・教育

2020.11.27 09:00

「あえて」、お金から考える転職、そしてキャリア設計

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これらは一時的な収入や退職金の減少という、目の前の事実だけにとらわれてしまい、「具体的にどういった影響を家計に与えるのか」を把握しきれていないケースです。

「お金が減る」という漠然とした不安だけを理由に、人生の大事な決断が先送りになっている方を、これまで多く見てきました。

こうしたご相談に対して私は、転職後の収入でもライフプランを十分に叶えることができると分かれば、チャレンジする選択肢があることをお伝えしています。
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そこまで判断できた場合、転職は管理できる範囲のリスクであり、むしろチャンスです。

目先の収入こそ減ったとしても、人生の充実度が高まったり、それによって結果的に収入が増えたりするケースも少なくありません。

一方、ライフプランによっては転職してはいけないタイミングもあります。分かりやすい例でいえば、直近で家の購入を検討されている方。転職直後は一般的に住宅ローンを組みにくくなってしまうため、そうした状況での転職はオススメできません。

このように、キャリアとライフプランは非常に密接な関係にあります。

当たり前のように聞こえることではありますが、実はそれを知っていても理解して実践している方はあまり多くないのではないでしょうか。

人生でも、KPI設定してますか?


かくいう私も、実は30代中頃までライフプランやマネープランをしっかり考えたことはありませんでした。

25歳で結婚した私は、新婚旅行を皮切りにほぼ毎年海外旅行、休日は外食も多く、観劇、スポーツ観戦、美術館巡りなど夫婦で楽しいことにどんどんお金を使っていました。気がつくと29歳で子供が産まれた時には貯蓄がほとんど無く、お金を貯めるため義母の家にしばらく居候させてもらったほどです。

しかし、「ライフプランを見える化」したことで初めて

・「今後の人生で必要になるお金」
・「これから用意しなければいけないお金」

を確認し、人生のゴールを具体的にイメージすることができました。

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文=立川健悟

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