家事を「したくない」人にうってつけの収納術で、師走の準備にとりかかる

水谷妙子さんは、無印良品で商品企画、デザインの仕事を13年務めた整理収納アドバイザー。3人の小さいお子さんのお母さんでもある。本書は、膨大な家事、育児、仕事をまわしつつ、家族との暮らしを楽しむ水谷家の「家事とモノ選びのコツ」をまとめている。

「どの家事もがんばらなくちゃ」なんて思わなくていい! 自分が好きな家事、苦手な家事を仕分けする




主婦たるもの、どの家事も完璧にこなさなければいけない、なんて思っていないだろうか? 第一子を出産後に家事も育児もひとりで無理をしすぎてパンクしてしまった経験がある水谷さんは、「家事を細分化して、自分が好きなもの、苦手なものに分けて考えると、ひとりで背負いこまなくてもよくなります」と話す。


食洗機には、鍋やピーラーなどの調理器具なども入れる。

「例えば台所仕事の中でも、私は野菜を切ることは好きですが、メニュー決めや洗い物は苦手です。なので、食材宅配のミールキットを利用してメニュー決めをラクにして、洗い物の手間を減らすために調理器具や食器はほとんど食洗機OKのものを使っています。お鍋やまな板も食洗機で。作りおきはせず、夕食は20分くらいで仕上げる時短調理。朝食は夫に作ってもらいますし、忙しいときのために、レトルトや冷凍食品もストックしています」


無印良品のシリコーン調理スプーン(右)、シリコーンジャムスプーン(中)は長年愛用。泡立て器も食洗機に入れやすいてのひらサイズ。

 

保存容器をほとんど持っていないため、食べきれなかったものは、お皿で保存。


鍋ごと冷蔵庫へ入れることもある。

「好きな家事はやる、苦手な家事は家族に分担してもらえないか考える、それが難しければ、できるだけラクにできるように工夫する。ひとつひとつの効果は小さいかもしれないけれど、膨大な量の家事についてジャッジしていけば、手間や時間はかなり減らせるはずです」
次ページ > モノはいきなり買っちゃダメ、の真意

PR TIMESより

ForbesBrandVoice

人気記事