ライフスタイル

2020.11.26 15:30

家事を「したくない」人にうってつけの収納術で、師走の準備にとりかかる


 モノはいきなり買っちゃダメ! 何に使うの? 本当に必要? 収納する場所はある? 大事なのは「芯をつかむ」こと


無印良品時代に、ありとあらゆる商品を作り、他社製品も幅広く試して研究してきた水谷さん。根底にあるのは「モノが好き」という気持ちだ。

「私は家事が苦手ですが、それを補い、暮らしを豊かにするためにモノがあると信じています。とはいえ、便利そうなアイテムを手当たり次第に買ってもうまくはいきません。ゴールはモノを買うことではなく、それを使って家族がラクになることだからです」


クイックルハンディは、取り換えシートとともに玄関に収納。

水谷家にあるモノは、家電はもちろん、小さな収納用品ひとつとっても、すべて選んだ理由がある。選ぶときは商品の魅力ではなく、何のために使うのか、どういう場面で使うのか、使うことによって暮らしがどうなるのか、どうなりたいのか、さらに使わないときの収納まで考える。それがモノの「芯をつかむ」ということ。

たとえば、掃除が苦手な水谷さんにとって、とりかかりが億劫にならない掃除用品選びは大事。ホコリとりには、使い捨てできるクイックルハンディを使用している。伸び縮みタイプで、高いところや家具のすき間掃除から、床掃除にも便利。すぐに取り換えられるように、取り換え用シートのストックは本体の近くにたくさん常備している。


出し入れしやすい収納方法も重要

S字フックにかけるよりもラクな、柄をはさむだけの収納用品をチョイスして、出し入れの手間も減らした。 

「我が家は、いわゆる丁寧な暮らしとは違うかもしれないけれど、暮らしが回って家族と楽しく過ごせるならそれでいいと考えています」と水谷さん。

食事づくりや掃除、洗濯、ストックや書類管理、子育てや自宅オフィスの作りかたまで、水谷家の「今の暮らし」を詰め込んだ一冊となっている。


掃除機は軽く、小回りがきいて扱いやすいマキタのもの。クイックルハンディでホコリを書き出しながら、マキタで吸いとる二刀流。

「家じゅうのモノを見直していけば、今よりもっと家事がラクになるはず! たくさんの家事とモノ選びのコツのなかから、参考になるアイデアをぜひ見つけてください」


著者:水谷妙子(みずたにたえこ)
整理収納アドバイザー1級。夫と7歳の娘、5歳の息子、3歳の息子の5人暮らし。東京都在住。武蔵野美術大学デザイン情報学科卒業後、無印良品で生活雑貨の商品企画・デザインを13年間務める。手がけた商品は500点超、調べた他社商品は5000点超。2018年「家が整うと、家族も整う」というコンセプトのもと「ものとかぞく」を起業し、個人宅の整理収納サービスやお片づけ講座を行う。雑誌やWeb、テレビなどで活躍中。モノについての幅広い知識や、独自の着眼点で使い方を紹介するインスタグラムが人気。

書誌情報
『水谷妙子の取捨選択 できれば家事をしたくない私のモノ選び 』(本体1300円+税)
編者:主婦の友社
定価:本体1300円+税
仕様:A5判、128ページ
発売:2020年11月26日
ISBN:978-4-07-444406-9

PR TIMESより

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