ライフスタイル

2020.12.05 12:30

ひたすら線を描く瞑想アート。心整う『ゼンタングル』の不思議

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西イングランド大学の研究チームが行った調査によると、約50人の被験者に読書と塗り絵をそれぞれ20分間行ってもらい、マインドフルネスを測定する指標で見たところ、読書よりも塗り絵の方が不安を軽減し、マインドフルネスを向上させる効果が見られたという。
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最近では、ゼンタングルと塗り絵が一緒に楽しめる本も多く出版されている。単一のときよりも組み合わせることで、集中時間はより長くなり、達成感が増幅し、メンタルヘルスへの効果もより一層期待できるのではないか。

複雑にもつれ合った線や丸。その始まりから描き、過程をも味わうことで、長い間混沌の中にいた感情や、入り組んでいるように見えた多くの課題も、思わぬ端緒を開き、不安や苛立ちが和らいでいくかもしれない。
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不安やストレスに、知らず知らずのうちに心も身体も蝕まれ、追い詰められてしまう前に。「マインドフルネス」に到達するひとつの方法として、ゼンタングルを一度試してみてはいかがだろうか。

文=長谷川 寧々 編集=石井 節子

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