アプリの「GPS対応」で約5割が投資収益率向上を実感 具体的な活用例は?

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ユーザーにメリットを感じてもらいたいなら、アプリを使ったビジネスプランに準じて、機能的なトラッキングとナビゲーションをできるだけ多く提供する必要がある。ここで、非常に役立つGPS対応アプリのトップ8をタイプ別にご紹介しよう。

1. ナビゲーションアプリ
デジタル・マップの改善にGPSを活用しているのがナビゲーションアプリ。この機能は広く普及してきたため、今ではデジタル・マップのナビゲーションなしで目的地への経路を思い描ける人はほとんどいない。インターネットに接続していなくても、オフラインのナビゲーションシステムを選べる。

2. 配車アプリ
ユーザーが手動で位置情報を送るか、位置情報機能を利用する。そうすれば、アプリが自動的に近くにいるドライバー情報を知らせてくれる。住所を入力するほか、目的地をテキスト検索するか地図上で選んで設定することも可能だ。

3. 配達アプリ
宅配業者が位置情報を共有すると、荷物の追跡や配達時間帯の情報伝達に役立つ。

4. ファイナンスアプリ
金融業界のモバイルアプリでは、認証処理でGPSを取得することが強く推奨されている。ソフトウェアがユーザーのデバイスとIPアドレスを認識し、ユーザーの位置確認をするとともに不審な動きを知らせる。

5. ソーシャルネットワーク
認証処理や人探し、個人情報を収集する際に位置情報を利用している。もちろん、おなじみの「場所を追加」や「チェックイン」機能にも位置情報が使われており、自分の参加履歴を他のユーザーが確認できるようになっている。

6. 出会い系アプリ
近くにいる者同士でつながるために位置情報を使用する。通常は、設定した距離の範囲内で出会う相手を探せる。位置情報によって、ユーザーの位置が自動表示される。

7. 旅行アプリ
旅行中、GPSアプリはポケットにしのばせておくべき必需品。AndroidやiOSに対応したアプリが、すぐそばの観光スポットや、目的地への道順をいつでも教えてくれる。

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8. ECアプリ
オンラインショッピングの際に、ECサイトでGPSを使えば購買プロセスを簡略化できる。まず、サイト上には地域を限定したコンテンツのみが表示される。また、位置情報を利用することで、配送情報の設定や荷物の追跡も簡単にできる。
次ページ > GPS対応モバイルアプリの主なメリット

翻訳=神原里枝 編集=石井節子

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