来年こそは「新年の抱負を達成する」ために。見直すべき5つのこと

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USニューズ誌によれば、80パーセントの人が新年の抱負を2月の第二週までにあきらめてしまうという。なんとも悲しい数字だ。つまり、たいていの人が頑張るのはせいぜい1カ月半程度ということになる。

『ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣』の著者ジェームズ・クリアーに言わせれば、人が新しい行動や習慣を身に着けるには2カ月から8カ月ほどかかるようだ。

ここで、抱負を達成できない理由を4つほど挙げてみよう。これまでに目標達成に失敗した経験があるなら、失敗した理由をきちんと把握し、今後はやり方を変えてみることが成功の鍵になる。もし何カ月か続けることができれば、人生をほんとうに変えることができるかもしれない。


目標が現実的ではない


調査会社スタティスタによると、新年の抱負でもっとも多いのは、運動をして健康的な食生活を送り、減量をするというものらしい。これは達成できそうな目標なのに、多くの人が途中でくじけてしまう。そうなるのは、現実に即した方法を取っていないからだ。

次のふたつの目標のうち、どちらが達成しやすいか、自問してみてほしい。「50キロ体重を落とす」。「白砂糖を料理に使わない」。答えは明らかだ。砂糖を減らした食生活を送れば、自然と体重を落としやすくなるのだから。

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現実的な目標や抱負を選んでそれを達成すれば、習慣が改善されることを忘れないでほしい。たとえ1カ月間の砂糖断ちなどささやかなものでも、勝利であることに変わりはなく、その経験がさらに大きな勝利へとつながっていくはずだ。

しっかりした計画を立てていない


初めて行く場所に、地図にもGPSにも頼らず自動車旅行をする人がいるだろうか? むろん、いるはずがない。それを思えば、何の計画もなしに抱負を達成しようというのがそもそも無謀なのだ。

50キロ体重を減らすという例に戻ろう。達成するためにはどういう段階を踏んでいけばいいだろう? 食事から特定の食材を抜く? ジムやスタジオに行く? パーソナル・トレーナーを雇う? 体重を減らすためにできることはたくさんあるが、始める前にはまず、自分のライフスタイルに本当に効果的なのはどれなのかを見極めなければならない。できるだけ細かく計画を立て、それに従おう。計画を書き留めるのを忘れずに。
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翻訳・編集=小林綾子/S.K.Y.パブリッシング/石井節子

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