「D.LEAGUE」はダンスの発展と普及、プロフェッショナルの輩出を目指し今年8月に発足。その未来像の考察については、以前の記事でお伝えした。
HIRO氏「ダンサーとしてのノウハウ活かしたい」
カンファレンスに登壇した「D.LEAGUE」チーフクリエイティブアドバイザー・EXILEのHIRO氏は、「ダンサーとしてこれまで培ってきたノウハウを活かして、最高のエンターテインメントにしていきたい」とその思いを語った。また、開幕日の対戦組み合わせ抽選会では、サイバーエージェントの藤田晋氏やUSEN-NEXTの宇野康秀氏ら、各企業の代表が並んだ。
タイトル・スポンサーは第一生命。財界メンバーを含めたステージからは、新興ながらリーグの勢いを感じた
記念すべき初シーズンは、年明け早々にスタート。全12ラウンドを計9チームで競うレギュラーシーズンと、上位4チームで戦うチャンピオンシップにて構成され、6月末に初代シーズンのチャンピオンが決定される。参加するチームは以下の通りだ。()内は企業名。
・エイベックス ロイヤルブラッツ(エイベックス)
・カドカワ ドリームズ(KADOKAWA)
・コーセーエイトロックス(コーセー)
・サイバーエージェント レジット(サイバーエージェント)
・セガサミー ルクス(セガサミーホールディングス)
・セプテーニ ラプチャーズ(セプテーニ・ホールディングス)
・フルキャスト レイザーズ(フルキャストホールディングス)
・ベネフィット・ワン モノリス(ベネフィット・ワン)
・ユーセンネクスト アイ・ムーン(USEN-NEXT HOLDINGS)
特筆すべきは、近年、新しいスポーツリーグは、プロ野球のような「企業スポーツ」からの脱却を目指し、企業名を排除してきた。その走りはJリーグであり、そのためサッカーの名門だった「読売サッカークラブ」は結果的に「東京ヴェルディ」へと変貌を遂げた。各クラブは、地域密着型で全国各地に根付き、現在58のクラブで構成されたサッカーリーグとなった。その後、立ち上がった多くのリーグはこれを踏襲してきた。
それとは真逆に企業名をチームに冠してスタートしたのが、2018年にスタートした卓球のTリーグ。そして「D.LEAGUE」もそれに倣うかのように、各チームは企業が保有するスタイルとなったのは興味深い。