テクノロジー

2020.11.20 12:00

アップルウオッチが「屋内ジム」になるApple Fitness+、年内始動へ

Photo by Joseph Branston/Future via Getty Images

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アップルが今年9月にアナウンスした、フィットネスのサブスクリプションサービス「Apple Fitness+」の立ち上げが間近に迫っている模様だ。このサービスは、「アップルウオッチのために作られた初めてのフィットネス体験」との位置づけだが、取得したデータはiPhoneやiPad、Apple TVなどの画面でも確認できる。

11月18日のMacRumorsの記事によると、アップルが公開中の最新OSのベータ版からApple Fitness+関連の表示が見つかり、このサービスの公開が今後の数週間か、おそらく数日後に迫っていることが明らかになった。

アップルは先日、iPhone向けのiOS 14.3のベータ版を公開した。このバージョンには、iPhone 12 ProとiPhone 12 Pro Maxのカメラを「Apple ProRAW」と呼ばれる画像フォーマットに対応させる機能が盛り込まれている。

さらに、今回のベータ版の初期バージョンのプライバシー設定には、Apple Fitness+についての記述があった。アップルウオッチ向けの最新OS、watchOS 7.2のベータ版にも、「新機能」に関わる表示が含まれており、そこには「Apple Fitness+」と記載されている。

Apple Fitness+は月額9.99ドルで利用可能なサービスで、これまでにないパーソナライズされたワークアウト体験が楽しめる。ワークアウトの動画には、数十名のプロのトレーナーらが登場し、トレッドミルやストレッチ、ヨガなどの講座の動画を、アップルウオッチの専用アプリやApple TV上に表示できる。

さらに、ワークアウト中の生体データをアップルウオッチで取得し、心拍数やカロリー消費量などの確認も行える。データはアップルウオッチの小さな画面だけでなく、リビングのテレビ上で確認できる点もメリットだ。

Apple Fitness+のワークアウトには、サイクリングやローイング、高強度インターバルトレーニング、ヨガなどが含まれ、トレーナーが厳選した音楽と共に提供される。楽曲のプレイリストは、アップルミュージックでも楽しめる。

Apple Fitness+は、初期段階では米国や英国、オーストラリア、ニュージーランド、アイルランド、カナダなどの英語圏向けに提供される予定で、現時点で日本が含まれるかどうかは定かではない。

アップルは、サービス開始時期を「2020年内」と発表しており、12月前半のiOSとwatchOSの最新版の公開は、これに向けてのものと考えられる。

編集=上田裕資

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