「いい加減、諦めろよ」と言われても。挫折の連続も、折れない僕に2度の好機が訪れた

写真提供:ジュビロ磐田


一見華やかに映る通訳業務ですが、選手の家探しや家族のサポートなども含め、業務は多岐に渡るので大変です。けれど、外国人選手がストレス無くプレーできて活躍してもらえるのなら、できることは何でもやろうという意識でサポートに徹しています。

ジュビロ磐田 英語通訳 野田智裕氏
写真中央、外国人選手の後ろで通訳をする野田氏(写真提供:ジュビロ磐田)

挫折経験と現場感覚。僕の強みを生かして、日本でもっとサッカーを盛り上げたい


今後は、一度ビジネスの世界に飛び込みたいと考えています。

サッカーが文化として国に根付いている様子をアルゼンチンで目にして以来、「いつか運営側としてサッカーを盛り上げたい」と思ってきました。そのためにはビジネスで結果を残し、発言力を身に付ける必要があると感じています。

「元プロサッカー選手」「海外生活の経験」「通訳業務を通じて身に付いた現場感」が僕の武器。そこに「ビジネスセンス」「発言力」も加えて、サッカー界に恩返しをしていくことが、次なる夢ですね。

かなり回り道をしているので、僕のキャリアに否定的な人もいます。「諦めろよ」「そこまでして夢を追って何になるんだ」と言われたこともありました。

けれど、そんな声を押しのけてまで、自分の夢を貫き通してきたからこそ、今までの決断や挫折を無駄にせず、正解にしていきたい。それは、これからの僕の努力しだいだから頑張るしかないと思っています。


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文=倉本祐美加

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