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「一言もしゃべらない会議」が最高の会議


「意志決定会議」においてベゾスは、まず黙って会議資料を読むことを徹底させました。そして読む時間を取った後で、ファシリテーターが「何か疑問点がありますか」と聞き、それから議論に入るようにしたのです。ファシリテーターによっては、議論に入る前に資料の内容について簡単なサマリーを述べることもありますが、これは必須ではありません。15分経過したら、全員が資料の内容を一通り理解したという前提ですぐに議論を始めて構わないのです。

なお、アマゾンで考えられる最高の会議は、沈黙のままに終わる会議です。1ページャーの資料であれば、1枚読んで「疑問点はありますか?」と参加者に尋ね、なければ承認。6ページャーでも、1枚ごとに参加者に尋ね、6枚とも疑問や懸念が無ければ、沈黙のまま会議は「これで行きましょう」ということで終わりです。

本書のCHAPTER3で紹介する「アイデア出し会議」は別ですが、意思決定を目的とした会議では、何も疑問が出ない資料が提出されれば、究極、参加者は議論をせずに、すべて承認してその会議を終えることができます。それが、アマゾンでは最高の会議とされています。

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文=佐藤将之 編集=石井節子

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