経済・社会

2020.11.17 11:30

バイデンが米大統領就任後に連発すると見られる5つの大統領令


4. ドリーマーズ(DREAMers)救済制度の復活

バイデンは、幼少時に親とともに米国に不法入国した通称「ドリーマーズ(DREAMers)」の強制退去を遅らせて救済する制度(Deferred Action for Childhood Arrivals:DACA)を復活させる意向だ。これが発令されれば、トランプの移民政策は完全に覆される。バイデンはDACAを復活させ、ドリーマーズたちが強制退去の不安におびえずに米国に住み、働き続けられるようにする。

5. トランスジェンダーの米軍入隊禁止を解除

バイデンは、トランスジェンダーの米軍への入隊禁止措置を解除する予定だ。トランプは2017年に大統領令を発令してトランスジェンダーの米軍入隊を禁止していたが、バイデンはその方針を覆す。

バイデンは最高司令官として、トランスジェンダーの人たちが兵役に就けるよう公に許可を出すことになる。

上院を支配する政党はどちらか


2021年に米国上院議会の支配権を握るのが、民主党か共和党かはまだわからない。共和党が過半数をとれば、共和党のミッチ・マコーネル上院議員(ケンタッキー州選出)が引き続き多数派の院内総務に、民主党のチャック・シューマー上院議員(ニューヨーク州選出)が少数派の院内総務となるだろう。

反対に、民主党が支配権を握れば、マコーネルとシューマーの立場が入れ替わると見られる。共和党が支配を維持すれば、バイデンが発令する大統領令がますます増えると見ていいだろう。

元上院議員のバイデンは立法のプロだが、共和党率いる上院が彼の政策目標を妨害するかもしれないため、可能であれば大統領令を使い、自身が計画する政策を遂行していく可能性がある。上述した5つの大統領令は、氷山の一角にすぎないと言ってもいい。バイデンは、核兵器や金融刺激策、学生ローンなどに関する政策でも、大統領令という手段に訴える可能性がある。

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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