ビジネス

2021.02.08

アマゾン流ブレストのルール、必要な道具は2つ

Getty Images


個人的に愛用していたのがポストイット・タイプの模造紙です。方眼線があって書きやすく、1枚ずつはがして壁に貼れるところも便利でした。他にもイーゼルに立てるタイプ、テーブルに立つものなど、いろいろな種類のものがあるので、探してみれば自分たちの環境ややり方に合うものが見つかるかもしれません。

用意するもの(2)ポストイット


ポストイットもアイデア出しの必需品です。みんなで一斉にポストイットに思いついたことを書き出し、それをホワイトボードや模造紙の上にペタペタ貼って、グルーピングしながら、問題点はどれか、それをどう解消するか、こんなサービスを提供したらどうかと議論や分析をするのです。

ファシリテーターが1人ずつ話を聞き、ホワイトボードや模造紙に書き込むやり方よりも、全員で一斉にポストイットに書いたほうが、短時間で効率的に意見を表出させることができます。

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【COLUMN】エレベーターの中のホワイトボード


アマゾンの会議室には、すべてホワイトボードが設置されています。中には壁が全面ホワイトボードになっている部屋まであります。

日本企業の会議室は、応接室タイプでホワイトボードが設置されていないこともありますが、壁をホワイトボードにすることは意外に簡単です。マグネット式で壁に貼って使えるような便利な商品もあります。

ちなみに、シアトルにあるアマゾン本社では、一部のエレベーターの中まで、ホワイトボードになっています。「TGIF(Thank God Itʼs Friday 金曜日だ。万歳)」といった他愛のないメッセージも書かれていますが、ときには、そこで居合わせた人が議論して、メモ代わりにしたらしき痕跡が残っていることも。

つくづくアマゾンではホワイトボード文化が浸透しているのだなと、驚いてしまいました。

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文=佐藤将之 編集=石井節子

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