マネー

2020.11.17 12:30

【11月第2週資金調達まとめ】ゼロスペック2.3億円の資金調達


アイアンドアイ千葉中央


調達額:2億円
調達先:日本物流未来投資ファンド
備考:日本物流未来投資事業有限責任組合を通して出資

千葉や東京東部を地盤としてインターネットスーパー配送や企業専属便などの軽貨物運送・一般貨物運送を手掛けている企業。

同社の軽貨物配送は独自の低料金システムで企業の物流コストの削減を全面的にバックアップする。1回からの申し込みや即日、翌日の配送なども対応している。

またチャーター便・スポット便や企業専属便、ルート便などの様々な状況に適応した配送手段を提供している。

2020年11月に、SBSホールディングスと日本政策投資銀行が共同で設立した、日本物流未来投資ファンドが組成した日本物流未来投資事業有限責任組合から2億円の資金調達を実施した。

SBSホールディングスと日本政策投資銀行がタッグを組んで営業網の拡充や財務基盤強化などを図ると同時に、SBSホールディングスグループと連携して小口配送サービスの品質向上や業務効率化を進める。

将来はSBSホールディングスグループがファンドから株式を取得し、アイアンドアイ千葉中央を子会社とする見通しだ。

Natee


調達額:1億2000万円
調達先:XTech Ventures / アカツキ / キュービックベンチャーズ / マネックスベンチャーズ
備考:アカツキはHeart Driven Fundを通じて出資

TikTokに特化したタレントマネジメント事業と所属タレントを活用した広告事業を展開しているスタートアップ。

同社は、TikTokを用いたタレントマネジメント事業を行い、タレントのキャスティングから動画制作までを行なっている。

2020年1月にはTikTok公認MCN契約を締結し、MCNプラットフォームを活用した緻密なデータ分析に基づいた広告クリエイティブ企画、制作、運用までの一気通貫したプロモーションサービスを提供することを可能とした。

また、よりデータドリブンなサービスを提供すべく自社独自ツールの開発も行っている。自社アサインツールを用いることで、ターゲットとトレンドに合わせた広告・アカウントの運用を可能としている。

2020年11月には、XTech Ventures、アカツキ、キュービックベンチャーズ、マネックスベンチャーズを引受先とする資金調達を実施。

調達資金により、提携インフルエンサーが抱える総勢2800万人のフォロワーに対して効果的なインフルエンサーマーケティングが実施できるデータプラットフォームの開発を進めていく方針だ。

DAIZ


調達額:非公表
調達先:日鉄物産
備考:資本業務提携

植物肉(Plant-based Meat)の開発・販売を手がけるスタートアップ。

2050年までに地球上の人口は100億人に達すると予測されており、それに伴い2030年頃に訪れると予測されている”タンパク質危機”、”食肉価格の高騰”に対して植物肉の提供を通じて貢献をしていく。

同社は大豆の代謝に注目した独自の栽培方法である”落合式ハイプレッシャー法”を用いて植物肉(ミラクルミート)の開発を行っている。

一般的な植物肉は穀物の大豆を利用しているが、同社の提供している植物肉は芽を出して植物になった瞬間の大豆を利用しているため、アミノ酸やビタミン等の栄養分を多く含んでいる。

これまで植物肉において課題とされていた”栄養不足”、”大豆特有の異風味”を独自の製法で解決している。

2020年11月には日鉄物産との資本業務提携を締結した。

本提携により、日鉄物産がこれまで畜産の販売で培ってきたネットワークを介し、ミラクルミートおよびミラクルミートを用いた加工食品の国内における販売を拡大していく方針だ。

文=STARTUP DB

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