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2020.11.16

アップルの高級ヘッドホンは「レトロな外観」でMagSafe対応の見通し

Photo by James D. Morgan/Getty Images

2016年に初代のモデルが発売されたAirPodsは好評を博しており、アップルが長年このプロダクトに根本的な変化を加えてこなかったのは、不思議ではない。しかし、この製品にもいよいよ変化が訪れることが、アップル自身のリークで明るみに出た。

ニュースサイト9to5Macによると、iOS 14.3のベータ版から、オーバーイヤー型ヘッドホンのイラストのアイコンが見つかったという。アップルはこれまで、オーバーイヤー型ヘッドホンを発売しておらず、これは非常に画期的な動きと言える。

著名リーカーのジョン・プロッサーは今年5月の時点で、アップルが「AirPods Studio」と呼ばれるオーバーイヤー型の高級ヘッドホンを年内にリリース予定であり、価格は350ドル程度になると述べていた。彼はその後、新たなヘッドホンが非常に斬新なミニマリスト的なデザインになると予想していたが、11月13日のユーチューブの投稿では、アイコンに描かれた伝統的なデザインに衝撃を受けたと話した。

プロッサーはさらに、このヘッドホンの発売が2021年初旬になると予想した。

一方で、ブルームバーグのMark Gurman記者は今年4月の時点で、アップルが「レトロな外観を持つ、耳を覆うタイプのヘッドホン」の発売に向けて動いていると伝えていた。彼は9to5Macが発見したアイコンの画像を確認し、彼が予想していたスイベル機構を持つ伝統的デザインのヘッドホンに似ているとコメントした。

アップルのAirPods Studioは、従来の製品とは大幅に異なるものになりそうだ。Gurmanによると、新たなヘッドホンにはレザー製の高級版とスポーツタイプの2種類が用意され、ワイヤレス接続機能やノイズキャンセリングを搭載するという。さらに、各部が交換可能なモジュラー式の構造になる見通しだ。

GurmanもAirPods Studioの価格が350ドル以上になると予測した。つまり、アップルのオーバーイヤーヘッドホンはAirPodsと比べるとかなり高価な製品になるが、筆者個人は、このプロダクトに価格に見合うイノベーションが搭載されることを期待している。今年のiPhone12シリーズは、MagSafe充電器を用いた高速ワイヤレス充電に対応したが、AirPods Studioもまた、無線充電への対応が期待できる。

編集=上田裕資

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