テニスコートを飛び出してなお光る。西岡良仁の決断 #30UNDER30

西岡良仁

次世代を担う「30才未満の30人」を選出する「30 UNDER 30 JAPAN」。今年の受賞者のひとり、現在25歳のプロテニス選手、西岡良仁。テニスだけではない、未知の分野へ挑戦する理由とは。



日本男子テニス選手史上、5人目のATPツアーシングルス優勝者の西岡良仁。錦織圭に次ぐ存在として知られ、現在は全日本男子プロテニス選手会理事も務める。

西岡はテニスクラブを経営する両親のもとで4歳からテニスを始めた。2007年には全国小学生テニス選手権で優勝。中学3年の秋から3年間は、錦織圭の後を追うようにアメリカのIMGアカデミーでテニス漬けの日々を送り、高校卒業後の14年にプロに転向した。西岡の魅力は、テニスコートから飛び出してなお光る。

17年、YouTubeチャンネル「yoshi’sチャンネル」を開設。テニスのハウツーや自身の試合を振り返る動画をはじめ、他選手らとのコラボ動画などユニークな企画を多く投稿している。今年7月には、国内最大級のスポーツメディア「SPOSHIRU(スポシル)」とD2Cブランド「TENTIAL(テンシャル)」を手がけるTENTIALに投資を行った。

日本では本田圭佑が有名だが、スポーツ選手のスタートアップ投資の事例は増えている。その影響を受けての決断だという。

きっかけは、17年に左膝前十字靭帯を断裂したこと。テニスだけでなく、ほかのこともしなければいけない。未知の分野への好奇心と、ある種の危機感からだった。西岡は、「この先何があるかなんて誰にもわからない」と語る。

あらゆる分野をまたぎ活躍を広げる彼は、どんな世界を私たちに見せてくれるのだろうか。


にしおか・よしひと◎1995年、三重県生まれ。プロテニス選手。世界ランキング52位(10月6日時点)。SNS、YouTube、オンライン教室と、インターネットを利用した自己発信を積極的に行う。

文=揚原安紗佳

この記事は 「Forbes JAPAN No.076 2020年12月号(2020/10/24発売)」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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