あなたが面接になかなか呼ばれない3つの理由

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上級管理職に就く準備ができているのに、職務経歴書にはプロジェクトや支援のための作業についてしか記載されておらず、リーダーシップのスキルや、チームを管理し成長させる能力について何も説明がない場合、管理職に就く準備ができていることが明確に示されてない。

面接の機会を増やすには、自分の経験が次に求める役割とどのように合致するかを示す必要がある。職務経歴書で自分のキャリアの経歴をただ説明し、自分を採用すべき理由を誰かが時間をかけて理解してくれることを願うだけではいけない。当てずっぽうで動くことをやめ、自分の経験がキャリアの次のステップに備える上でどう役に立ったかを示そう。

3. 他の人と差をつける方法について明確に考えていない


1日に8つの仕事に応募し、職務経歴書にキーワードを詰め込み、仕事の機会を得るために頼っているのは求人サイトのみであれば、他の人と差をつける方法が明確にできていない可能性が高い。さらには、自分から行動を起こさず、リンクトインで人材あっせん業者から連絡が来るのをいまだに待っている場合は自分自身と仕事の可能性に制限をかけている。自分が何を求めているかや自分には準備ができていることを示す方法を理解したら、他の人から抜き出る存在になって人材を必要とする管理職を感心させられるよう、さらに一歩踏み込む意思を持つことが必要だ。

現在の求人市場で、他の候補者に差をつけることは本当に可能なのかと考えているかもしれない。その場合、その答えはきっぱりとした「イエス」だ。私の顧客の一人は先日、パンデミック(世界的大流行)の最中にもかかわらず、競争力のある会社で初めて取締役の仕事を射止めた。人材あっせん業者は、彼女が他の4000人の候補者を破ってその職務に選ばれたと語った。

しかし、彼女が採用された理由は運ではない。それは、彼女が他の人と差をつけ、戦略的に行動することを決めたからだ。彼女は、人材を必要とする管理職として正しい相手に直接連絡する方法を習得し、安全地帯から足を踏み出すことを決めたのだ。彼女は待ちの姿勢を貫いて良いことが起きることを願うのではなく、気に入った会社で新たに出会った人と真のつながりを築く方法を学んだ。

面接になかなかこぎ着けない場合、自分のスキルではなく戦略を疑おう。今こそ一歩後ろに下がり、自分が求めているものを明確にして、自分には転職の準備ができていることを示し、他の人から抜き出る存在になる方法を習得すべきときかもしれない。

翻訳・編集=出田静

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