しかし、アップルは充電ケーブルを統一することには興味が無いようだ。例えばMacBookなどのラップトップ製品は、USB-Cポートを介して充電する。しかし、iPhoneの場合はライトニングケーブルを使用せねばならない。
iPadに関しては、状況はさらにややこしい。ハイエンドモデルの一部はUSB-Cケーブルを使い、古いモデルやエントリーモデルはライトニングケーブルを使う。また、アップルウォッチ用のマグネット式充電ドックは、iPhone 12用に最近リリースされた充電パッドMagSafeと似ているが、互換性はない。
このような事情から、筆者はMacBookとiPad、iPhone、アップルウォッチを持ち歩く際に3、4種類の充電ケーブルを常に持参している。これに対し、サムスンの製品やグーグル製タブレット、ファーウェイのスマホは共通の1つのケーブルで充電することが可能だ。
そんな中、スマホのアクセサリーを製造する香港企業「Momax」は、アップルファンの悩みを解決するオールインワンの充電ソリューションを開発した。「Airbox」と呼ばれるこの製品は、持ち運び可能なバッテリーボックスだ。
MacBookやハイエンドなiPad向けにはUSB PDポートが搭載されており、20W出力で充電することができる。他にもアップルウォッチ向けのマグネット式充電スタンドや、AirPods向けのワイヤレス充電パッド、Apple Pencilを収納するスロットが備わっている。
(c) BEN SIN
Airboxのバッテリー容量は10000mAhで、iPhone 12なら3回以上、アップルウォッチなら16回、iPad Proなら1回、MacBookは半分充電するのに十分な容量だ。