新生児から使えるチャイルドシートはガッシリとしてかさばるのでレンタルし、子供が成長したらチャイルドシート兼用ジュニアシートを購入するといった使い方もある。
ISOFIX対応なら簡単に取付け可能
ISOFIX対応の車種には画像のような金具がある。(c)Dubrafoto/stock.adobe.com
使っている車にISOFIXアンカーがついていれば、ISOFIX対応ジュニアシートが装着できる。ISOFIXアンカーは2012年7月以降に発売された車に装備されている。従来のシートベルトでの固定は少し複雑で、間違って装着されていることも約6割ある。
ISOFIX対応ジュニアシートであれば、誰でも、いつでも、簡単に、確実にチャイルドシートやジュニアシートが装着できるのでとても便利だ。車の取扱説明書や座席を確認してから購入するのがおすすめだ。
「Eマーク」付きは安全基準を満たした製品
Eマーク(c)child_seat_e_mark
安全基準を満たしたジュニアシートにはEマークがついている。ジュニアシートの本体を見ると丸に「E」、横に小さく数字が書いてある。これが安全基準をみたしたEマークだ。数字は国番号を示していて日本は43。
ちなみにEマークと一緒に「UNIVERSAL(汎用)」「SEMI UNIVERSAL(準汎用)」といった言葉も書かれている。「UNIVERSAL(汎用)」はシートベルトで装着するタイプのようにどんな車種でも使えるもの、「SEMI UNIVERSAL(準汎用)」はISOFIX対応タイプなど使える車種を限定するものを表している。
ジュニアシート 使い方における注意点
後部座席への取付けがおすすめ。助手席はリスクが高い
ジュニアシートを取り付けるのは後部座席がおすすめだ。助手席に取り付けると、エアバッグが作動したときに衝撃で子供への被害が大きくなる可能性がある。
ただし子供を乗せる人数が多い場合や、運転席からすぐ見える位置に子供に座って欲しいときもある。やむを得ず助手席に設置する場合は以下の2点を試してみよう。
・手動でエアバッグを作動させないようにする
・助手席シートを下げられる位置まで下げる
手動でエアバッグを解除するスイッチ(付いてない車もある)。(c)Adam Machocki/stock.adobe.com