法律でも着用が義務付けられているジュニアシートの使い始め・終わりの時期や、選び方・使い方、非着用時の罰則・罰金について解説する。
ジュニアシートはいつからいつまで必要?
ジュニアシートは3歳〜10歳ごろまでを目安に使用する。
道路交通法では6歳未満の子供に使用を義務付けているが、装着率は5歳を過ぎると急降下し、小学生になると2割程度と、非常に低くなるという調査結果が出ている。ジュニアシートがあることで小さな体の子供でも正しい位置でシートベルトを着用することが可能だ。
ジュニアシートは3歳ごろから使える
ジュニアシートの使い始めは3歳ごろが目安といわれている。子供が生まれてまず使い始めるのはチャイルドシートだが、成長してチャイルドシートを卒業するとジュニアシートに乗り換える。ジュニアシートがあることで小さな子供の体でもしっかりとシートベルトを締めることができるのだ。
いつからジュニアシートを使ったらいいのか悩んだら、まず「3歳」を目安に購入を検討しよう。
ジュニアシートは10歳ごろまで使う
ジュニアシートは10歳ごろまで使用すると理想だといわれている。
詳しくは後述するが、チャイルドシート・ジュニアシートの使用義務は6歳未満となっているものの、6歳ごろの子供の体はまだ小さく、通常のシートベルトでは安全に体を固定することが困難だ。そのため、ジュニアシートの使用が推奨されている。
ジュニアシートを使う目安は、10歳または身長140cmまで。子供の成長を見ながら使用するのがベストだ。
年齢だけでなく身長・体重も目安にする
ジュニアシートを使いはじめる目安は「3歳ごろ」だが、それよりも前にチャイルドシートが窮屈になることもあり得る。そんなときは子供の身長・体重をチェックする。
ジュニアシートによるが、たとえば身長100cm〜、体重15kg〜を使用目安としているものもある。子供の成長は個人差が大きいので、年齢だけでなく体型も目安に、ジュニアシートの使用を検討するのもおすすめだ。
ジュニアシートをしていないと罰則・罰金はある?
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チャイルドシート、ジュニアシートは6歳未満は着用義務がある。チャイルドシートやジュニアシートを使用しなかった場合、道路交通法の「幼児用補助装置使用義務違反」となる(道路交通法第71条の3第3項)。