マネー

2020.11.10

【11月第1週資金調達まとめ】住宅ローンテック「いえーる」を展開するiYellが18億5000万円の調達


ワンダーフューチャーコーポレーション


調達額:3億5000万円
調達先:サカタインクス / リアルテックジャパン

3D樹脂製タッチパネル、ダメージレス部品実装技術「IHスポットリフロー」などの次世代の実装技術を主力とし、IoT社会を支える"ものづくりのインフラ"を創るスタートアップ。

3D樹脂製のタッチパネルは世界初の技術であり、従来の平面(2次元)形状には無い新しい車載インフォテイメントや、軽量・割れにくい樹脂の特性を活かしたタッチパネルへの適用が可能。

また、樹脂等の低耐熱性基材への部品実装を可能とするIHスポットリフローと組み合わせることで、タッチパネル駆動部の各種デバイス実装にも対応する。

従来のはんだリフロー等の実装技術では、基材やデバイスに掛かる熱ダメージと、熱ダメージに耐えるために基材として柔軟性・伸縮性の低いガラスや、高価なポリイミドなどの耐熱性基材の使用が避けられなかった。

しかし同社が開発した「IHスポットリフロー」は、IH(電磁誘導)を応用した実装技術で、実装が必要な部分のみを瞬時に、かつ物理的なストレスなくダメージレスに実装が可能だ。

この技術により、安価で柔軟性・伸縮性のあるPET・布・紙などの低耐熱性基材に電子部品が実装可能となり、今までにないデバイスの開発が可能になる。

2020年11月には、サカタインクス、リアルテックファンドより総額3億5000万円の資金調達を実施した。

この調達資金を活用し、デジタルサイネージなどの低コスト修理を実現する受託サービス「IH-EMS™」のさらなる事業拡大を進めていく方針だ。

エー・スター・クォンタム


調達額:3億円
調達先:Abies Ventures / NECキャピタルソリューション / Plug and Play Japan / Plug and Play Tech Center / 三菱UFJキャピタル / 事業創造キャピタル / 電通グループ
備考:シリーズA / 電通との資本業務提携 / 価値共創ベンチャー2号有限責任事業組合はNECキャピタルソリューションなどを通じて、NBCエンジェルファンド2号投資事業有限責任組合は事業創造キャピタルを通じて出資

量子コンピュータのソフトウェア開発を展開するスタートアップ。

2018年7月に創業し、特に物流分野、広告分野の組み合わせ問題を解くための研究開発を行ってきた。

世界各国または巨大なIT企業による量子コンピュータに関連する研究開発の激化を背景に、業界が徐々に立ち上がりつつある状況である。

今後、同社は量子コンピュータの基盤技術確立に貢献することと、ゲート方式とアニーリング方式のどちらにもかかわる技術を確立し、付加価値を生み出だすためにビジネス利用が可能なソフトウェア開発と早期事業化を目指す。

2020年11月には、Abies Ventures、電通グループ、NECキャピタルソリューションなどが運営する価値共創ベンチャー2号有限責任事業組合、三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合、NBCエンジェルファンド2号投資事業有限責任組合、Plug and Play Japanおよび米国Plug and Play Tech Centerを引受先とする第三者割当増資によってシリーズA総額3億円の資金調達を実施。

併せて、電通と量子コンピュータを活用したテレビ広告枠の組み合わせ最適化と運用の高速化により、新たなマーケティングソリューションの開発・実装を目指すため業務提携を締結した。

文=STARTUP DB

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