AP通信が8日に報じたところによると、米国のアマゾンのベストセラーランキングの上位10冊中4冊が、ハリスが執筆した、もしくはハリスについて書かれた本になっている。
ハリスが2019年1月にリリースした、子供向けのイラスト入り書籍「スーパーヒーローズ・アー・エブリウェア(Superheroes Are Everywhere)」は8日時点で米国アマゾンのベストセラーランキングで2位に入っている。
そして4位には、ハリスの姪のミーナ・ハリスが執筆した「カマラとマヤのビッグアイデア(Kamala and Maya’s Big Idea)」が入った。この本は、弁護士で児童書の著者であるミーナが子供時代のハリスや妹のマヤ、ミーナの母親たちの暮らしを描いた子供向け書籍だ。
ハリス自身が執筆した回顧録で8月に出版された「The Truths We Hold: An American Journey」もベストセラーランキングの7位に登場した。
そして8位には、作家のニッキ・グリムズが執筆し、8月に出版された子供向けのイラスト入りの伝記「Kamala Harris: Rooted in Justice」が入った。
ハリスは史上初の女性の米国副大統領に就任するが、南アジアにルーツを持つ有色人種が副大統領になるのもこれが初めてだ。ハリスは父がジャマイカ人、母がインド出身という移民2世で、カリフォルニア州で育ち、大学はハワード大学というHBCU(歴史的黒人大学。多くの大学が黒人に門戸を閉じていた時に黒人にも門戸を開いていた大学)を卒業した。
HBCUの卒業生が、主要政党の副大統領候補に指名されたのも今回が初めてだった。ハリスは2016年にカリフォルニア州で3人目の女性上院議員に就任したが、その前は同州の検事総長を務めていた。