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ファーウェイ コンシューマー向けプロダクト責任者のRichard Yu(Huawei)

「Mate 40」をリリースしたばかりの中国のファーウェイが10月28日、新たなスマートデバイスのティザー動画を公開した。この新端末もMate 40と同様に“グーグルなし”であることに注目が集まっているが、同社は今、さらに大きな戦略変更を行おうとしている。

新端末は、車に搭載可能なスマートディスプレイで、ファーウェイの独自OS「HarmonyOS」やコネクテッドカープラットフォーム「HiCar」に対応している。HiCarは、グーグルの「アンドロイドオート(Android Auto)」を置き換えるサービスであり、本格的なスマートカーデバイスとしての利用が期待される。

「我々は、全ての車でHiCarがもたらす素晴らしい体験を楽しめるようになることを期待している」と、ファーウェイのコンシューマー向けプロダクト責任者のRichard Yuは述べている。

HiCarをアンドロイドオートの模倣と思うのは大きな間違いであり、HiCarの方が格段に革新的だ。ファーウェイは、スマートカー市場のポテンシャルを理解している。さらに、同社の母国である中国は、世界最大のスマートカー市場だ。

ファーウェイのインテリジェント・オートモーティブ・ソリューション事業部は、HiCarの提供を通じて自動車ビジネスに進出し、将来的に車とクラウドを繋げる「Internet of Vehicles(車のインターネット)」を消費者や自動車メーカーに提供しようと考えている。これが実現すれば、ユーザーはスマートフォンと車を連動させて音楽や地図、メールなどにアクセスすることが可能になる。

このようなプラットフォームは、車両に搭載されたシステムやセンサーとも統合され、フリートマネジメントや車両診断といったデジタルサービスも提供できるようになる。

ファーウェイは、スマートカー向けプラットフォームがカーシェアリングやAIを搭載したセンサーによる運転手や乗客のモニタリング、自動運転技術を安全にするテクノロジーの普及をもたらすと考えている。

ファーウェイが9月に開催した開発者会議で、HiCarは目玉の1つだった。自動車メーカー約20社がパートナーに加盟し、アプリ数は30に上る。ファーウェイ製品とファーウェイ対応の周辺機器をつなぐHiCarは、同社が掲げる“シームレスなAI生活”において中核的な役割を果たす。

編集=上田裕資

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