注目される「フェムテック」 人生100年時代に知りたい身体の仕組み

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妊娠・出産にむけてできることからはじめてみる


働く女性の多くがキャリアプランを立てる時に、結婚や出産などのライフイベントと重ねて悩むと聞きます。妊娠・出産は自分が望むタイミングと体の状態が必ずしもマッチするとは限りません。将来、子どもを持ちたいという希望があるのであれば、早くから自身の体の状態や妊活・卵子凍結について知っておくことで、人生の選択肢を広げることができます。

MEDERI代表取締役 坂梨亜里咲さんは、結婚を機に受けたブライダルチェックで妊娠しにくい体だということ知り、不妊治療を3年間続けていました。もっと早く気付ければよかったという後悔からウーマンウェルネスブランド「Ubu」を立ち上げ、赤ちゃんを迎え入れるための体内環境に整えるサプリメントを展開しています。最近では女性の健康維持に重要な膣内環境の診断ができるようにチェックキットをリリースしています。



・サプリメント Ubu BOX
定期便 5980円 *最低契約期間3ヶ月の利用が条件

・チェックキット Ubu Check kit
24000円。不妊の原因にも繋がる膣内環境を知るために、膣内に善玉菌と悪玉菌がどのくらいいるのか膣内フローラを自宅で簡単にセルフチェック可能。

また、「婦人科ラボ」を立ち上げたステルラ代表取締役 西史織さんは、自身がキャリアプランに悩んでいた時に友人の不妊治療に直面。卵子凍結という選択肢があることを知ったことで将来の可能性が広がった経験から、妊娠や出産にとっての「知らない」を解消したいと強く思うようになったそう。

自分の体や妊娠についての知識を得るきっかけとして、まずは妊娠するために必要なことは何かチェックすることができる妊活情報サイト 婦人科ラボを運営。ここでは、妊活・不妊治療・卵子凍結の専門クリニックが検索できるほか、専門家に直接妊活相談も可能。企業向けにセミナーなども開催しています。
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文・写真=善塔久美子

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