経済・社会

2020.11.07 10:00

女性・非白人・性的少数者が躍進、2020年米選挙の「初めて」集

ミズーリ州初の黒人の女性連邦議会議員、コーリ・ブッシュ(Michael B. Thomas / by Getty Images)

ミズーリ州初の黒人の女性連邦議会議員、コーリ・ブッシュ(Michael B. Thomas / by Getty Images)

ニューメキシコ州では非白人の女性が全米で初めて連邦下院議席を独占、デラウェア州ではトランスジェンダーを公言している州上院議員が米史上初めて誕生へ、ミズーリ州では黒人女性が同州で初めて連邦議会選で当選──。米国で3日、大統領選と同時に行われた連邦や州の議会選では、数多くの「初めて」が生まれた。以下、これまでに判明している歴史的勝利をまとめた。
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ニューメキシコ州の連邦下院選では、いずれも有色人種の女性候補であるイヴェット・ハーレル(共和)、テリーザ・レジャー・フェルナンデス(民主)、デブラ・ハーランド(民主)がそろって当選した。政治専門紙ザ・ヒルによると、連邦下院議席をすべて有色の女性が占めるのは全米初。ハーレルは共和党初のネイティブ・アメリカンの連邦議会議員にもなる。

デラウェア州の州上院選では、トランスジェンダーの女性であることを公にしているサラ・マクブライド(民主)が当選した。政治サイトのポリティコによると、米国初のトランスジェンダーの女性州上院議員となり、トランスジェンダーの公表者では米国で最も高位の公職者にもなる。

ミズーリ州の連邦下院選では、黒人女性候補であるコーリ・ブッシュ(民主)が当選。ABCによれば、ミズーリ州初の黒人の女性連邦議会議員になる。
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ジョージア州の州上院選では、LGBTQであることを公表しているキム・ジャクソン(民主)が当選した。アドボケート誌によれば、LGBTQを公にしている州上院議員がジョージア州で誕生するのは初めて。

ニューヨーク州の連邦下院選では、ともに同性愛者であることを公表している黒人候補、モンデール・ジョーンズ(民主)とリッチー・トーレス(民主)が当選した。AP通信によると、同性愛者であることを公表している黒人が連邦議会選で当選したのはふたりが初めて。ニューヨーク・タイムズ紙によると、トーレスは、同性愛者を公言しているアフロ・ラテン系初の連邦議会議員にもなる。

テネシー州の州下院選では、ともにLGBTQであることを公にしているトーリー・ハリス(民主)、エディー・マニス(共和)が当選した。地元テレビ局ニュース・チャンネル5ナッシュビルによると、LGBTQを公表している候補がテネシー州下院選で当選したのはふたりが初めて。
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編集=江戸伸禎

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