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例年通りの賑わいが戻った草津温泉


今回訪れた、群馬の名湯「草津温泉」。日本三名泉のひとつに数えられ、毎年様々な温泉ランキングでトップになる人気温泉地だ。キャンペーンの都民適用開始から1カ月弱が経過した10月下旬の土日を利用して現地の様子を見てきた。

土曜日の朝9時。都内から群馬を抜ける関越自動車道の入口近くの荻窪駅で集合。筆者含めライター仲間8名が、車2台に分かれて出発した。

秋晴れの土日ということもあってか、関越道は早々に渋滞。埼玉から群馬にかけては、30kmを抜けるのに2時間以上かかった。そんなこともあり、空いていれば3時間ほどのみちのりが今回は6時間かかり、午後3時に現地へ到着となった(昼食休憩1時間含む)。

さわやかな硫黄が香る、草津のシンボル「湯畑」は源泉からの湯の温度を調節し、湯の花を採取するための場所。その付近は多くの観光客で賑わいを見せていた。特に無料の足湯や、観光ガイドに掲載されるような撮影スポットには、順番待ちの行列ができるほどだった。


ライトアップされて幻想的な雰囲気ただよう、夜の湯畑

草津町のウェブサイトを見ると、2020年度9月までの草津町「総入込客数」は前年比約47.6%と、コロナの影響を大幅に受けていた。特に、4月は前年比15.9%、5月は9.7%と著しい落ち込みとなった。

ただその後、7〜9月には前年比6〜8割程度まで数字を戻した。10月からの「Go Toトラベル都民適用開始」によって観光客数は例年程度まで回復を見せるのではないだろうか。

湯畑周辺を通る車を見ると、品川、練馬、杉並など都内のナンバーも多く目にする。筆者は、毎年草津温泉を訪れているが、その混雑ぶりはいつもと変わらないと感じた。例年との違いは、観光客のほとんどがマスクを着用していることだ。


多くの観光客で賑わう湯畑近くの「光泉寺」

感染対策徹底で「湯もみ」ショーには長蛇の列


温泉街側の感染対策はどうだろうか。

湯畑のすぐ横にあり、名物の「湯もみと踊りショー」が見られる「熱乃湯」では、通常最大で250人収容できるところを70人まで制限し、見物客同士の間隔を確保。さらに演目の見直しを行った上で上演していた。演者の「湯もみガールズ」はマスクやフェイスシールドを着用する。入場者はマスク着用のほか、入口で検温、アルコール消毒をしなければならないので、30分〜1時間待ちの行列ができていた。


湯畑横の「熱乃湯」外観と湯もみショー待ちの行列

温泉街の土産物屋は、出入口が「密」にならないよう、入口と出口をそれぞれ指定し、一直線の動線を作っていた。買い物客はマスク着用とアルコール消毒を促し、レジは飛沫防止用のビニールを張り、安心して買い物できる配慮がなされていた。

文=小松 歩

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