ただし、第3四半期に世界で出荷された3億5360万台のスマートフォンのうち、ほぼ3分の1の1億200万台は、その他の小規模なベンダーによるものだった。
世界のスマホ市場の成長の大半は、新興国にあったとIDCは述べている。北米や欧州、中国では出荷台数が減少した一方で、インドのような市場では、パンデミックの中においても需要が伸びているという。
IDCのグローバル部門の担当者によると、インド市場の成長を加速させたのは主に、激しいプロモーションや割引だったという。「インドでは、モバイルを用いた通信教育が実際にローエンドの端末の需要を押し上げている。ローエンドの需要の増加は、今後の競争をさらに激化させ、ベンダーの収益を圧迫していく」と担当者は話した。