マネー

2020.11.03 08:30

【10月第4週資金調達まとめ】エッジAIプラットフォームのIdein、20億円の資金調達


KOMPEITO


調達額:3億6900万円
調達先:ディップ / 丸井グループ / 日本政策金融公庫

働く人と企業の健康を支援するオフィス向け野菜提供サービスを提供するスタートアップ。

「OFFICE DE YASAI」はオフィス内で食べられるハンディサイズの野菜・果物を中心に、新鮮でおいしいヘルシーフードを毎週企業のオフィス内に設置した冷蔵庫に届けるサービス。

企業の福利厚生費等を活用し、従業員は1パック100円程度でいつでも購入できる仕組み。

ベンチャーからナショナルカンパニー、官公庁など幅広い企業に利用されるなど、顧客数・ラインナップ幅・品数ともに国内最大級を誇る。

他にも農産物マッチングサービス、食に関するイベントを企画や運営。

2020年10月にはいわぎん事業創造キャピタルから4億円を超える追加出資を受け、同社提供の「オフィスで野菜」の全国展開を進める。

フローディア


調達額:1億8000万円
調達先:日本政策金融公庫

メモリ製造に必要な工程・回路を、IP(回路ブロック、及び製法)としてライセンス提供することを主事業としているスタートアップ。

同社の強みは、回路設計と製造プロセスを含むIP技術全般をカバーしており、顧客の要求スペックに応じた最適メモリの開発が可能で、且つ次世代のIoT端末、自動車用高信頼性部品に最も適した組込型不揮発性メモリIPを提供できることだ。

2020年10月にはシリーズC投資ラウンドにて、帝⼈がリード投資家となり、TEL Venture Capital、みやこキャピタル、丸紅ベンチャーズ、NEC キャピタルソリューション、IDATEN Venturesによる第三者割当増資による調達と日本政策金融公庫による融資によって総額12億円の資金調達を実施した。

本調達により既存の組込メモリー事業を拡⼤していくと共に、新たにエッジコンピューティング側の AI 演算に向け、単位消費電⼒あたりの演算能⼒が圧倒的に⾼い半導体デバイスを開発する方針。

トレードワルツ


調達額:非公表
調達先:NTTデータ / 三菱UFJ銀行 / 三菱商事 / 兼松 / 損害保険ジャパン / 東京海上日動火災保険 / 豊田通商

貿易プラットフォーム「TradeWaltz」の提供等を行っているスタートアップ。

同社が提供する「TradeWaltz」は取引単位に原本保証された電子的な貿易書類の連関性を保持し、必要な時に、必要な人が、容易かつ安全に信頼できる情報にアクセスすることを実現した貿易プラットフォーム。

同サービスにより、貿易に関わるすべてのデータを一元に電子データとして管理することが可能となり、貿易業務の作業量を大幅に削減することが見込まれている。

2020年10月にはNTTデータ、三菱商事、豊田通商、東京海上日動火災保険、三菱UFJ銀行、兼松、損害保険ジャパンから資金調達を実施。

今年度末までにサービスの提供を開始して、国内外の顧客約400社を誘致することを目指している。また、東南アジアでも貿易取引のデジタル化に取り組む見込みである。

文=STARTUP DB

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