ビジネス

2015.04.30

米ビジネス社会で必須 「エレベーターピッチ」で勝ち抜くコツ

peshkov / Bigstock



米国のビジネスシーンでよく使われる用語が「エレベーターピッチ」。上司や重要顧客とエレベーターに乗り合わせたわずかな時間で、効果的な売り込み(ピッチ)が出来れば、人生が一気に開ける可能性もある。

そんなエレベーターピッチの手法を、転職活動などでの自己アピールに用いようという試みも盛んだ。面接の現場で、あるいは仕事仲間とのバーベキューなどのカジュアルな場面で、簡潔に自己アピールを行うコツをまとめてみた。

ポイントを絞り込む
求人情報サイトVault.comのコンサルタント、コニー・サナソーリス氏は、採用担当者に伝えたいことを1枚の紙に書き出すことを勧めている。そして、それをさらに半分に要約し、次に4分の1にまとめる。最終的に、自分のキャリアをアピールできる3つのポイントに絞り込もう。

練習する
ピッチのリハーサルをする。友人や鏡の前で行う。もしくは録音する。ビデオを撮って練習するのもいいだろう。売り込みたいポイントを完全に自分らしく表現できるまで、声に出して練習する。

2種類の台本を用意する
就職の面接で使うようなフォーマルな形式のピッチと、気軽なつき合いの場で使えるような、インフォーマルバージョンを準備しておこう。インフォーマルなピッチには、私生活の話も盛り込もう。

自分にできることを強調する
転職活動のピッチでは、雇用主に対し、自分がどんな利益をもたらせるかにフォーカスする。様々な業務上の問題に対し、あなたはどんな対処をするだろうか?

熱意を表現する
ピッチをする際には、単調にならないよう気をつけよう。例えそれが129回目のピッチだとしても、聞き手の目が覚めるくらい生き生きと話そう。相手が眠くなるような話し方は論外だ。

場面に応じて内容を変える
いつも同じ内容のピッチではいけない。その業界や企業のことをよく研究し、自分の能力を最大限にアピールできる原稿を作ろう。

文=スーザン・アダムス(Forbes)/ 編集=上田裕資

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