義足は単なる「補完」ではない。概念を変えたBionicMが最高峰デザイン賞受賞

BionicMの「Robotic Prosthetic Knee」

下肢切断者のモビリティを向上させるパワード義足を開発するBionicMは、世界3大デザイン賞のひとつとされる「Red Dot Design Award」のデザインコンセプト部門において最高賞となる「Luminary(以下、ルミナリー賞)」を受賞した。

Red Dot Design Awardについて


世界トップクラスのデザイン賞である「Red Dot Design Award 2020」のデザインコンセプト部門は、未発売で開発段階にあるコンセプト、アイデア、ビジョンを中心としたデザインイノベーションやデザインコンセプトを対象としたものだ。

「Red Dot Design Award 2020」のデザインコンセプト部門には、52の国と地域から4,170点の応募があり、その中から最高位である「ルミナリー賞」1点と、優秀なコンセプトに贈られる「Best of the Best賞」42点が選定された。

BionicMの「Robotic Prosthetic Knee」は優秀なデザインコンセプトに贈られる「Best of the Best賞(上位42点)」を受賞し、更にその中の上位5点としてグランプリにあたる「ルミナリー賞」にノミネートされていた。

今回の「Red Dot Design Award 2020」のデザインコンセプト部門において、人と社会と地球に必要とされる道具・デザインであること、先端的な技術がデザインと結びつくことが重視されている。

BionicMの「Robotic Prosthetic Knee」は、先端技術によって課題を解決し、単に身体機能を保管するだけでなく、使用する人の心に働きかけ、新しいファッションにもなり、新しい暮らしや価値観を拓くものとして評価され、2020年度の「ルミナリー賞」の受賞となった。

「Red Dot Design Award 2020」デザインコンセプト部門 ルミナリー賞 公式ページ

・BionicM インタビュー動画

Sun Xiaojun Founder and CEO, BionicM inc.

・ルミナリー賞アナウンス動画

Kazuo Tanaka CEO, GK Design Group Red Dot Juror


BionicM株式会社(バイオニックエム)
BionicMは、東京大学博士課程において孫小軍がヒューマノイド・ロボット技術を応用して発明したパワード義足をコアテクノロジーとし、2018年12月に設立されたスタートアップ企業です。すべての人々のモビリティに力を与えること「Powering Mobility for All」をミッションとして、下肢切断者のモビリティ・QOLを向上させるパワード義足の開発を行っています。

事業内容:ロボティクスと身体を融合したモビリティディバイスの研究開発・事業化
本社:東京都文京区本郷7-3-1 東京大学アントレプレナープラザ203

PR TIMESより

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