──合田さんの今後の夢や目標を教えてください。
ジェンダーやセクシュアリティが理由で、私たちやこれまでの世代ができなかった新しくてワクワクする選択を、次の世代にはできるようにさせてあげることです。
ちなみに私の子供の頃の夢は、「ジャッキー・チェンになること」でした（笑）。
他の子は、女の子なら「お花屋さん」とか「お嫁さん」とか、いわゆる「女の子らしい夢」を言う子がほとんどでした。もちろん、それもとっても素敵な夢なのですが、私みたいに他の子と違う夢を持つ子供を「それは普通じゃないから」と否定することがない環境が増えるといいなと思っています。
私が子供の頃は、ロールモデルの数も圧倒的に少なかったので「女の子だから」とか「男の子だから」といった社会が決めた「らしさ」から将来の事を考えることが多かったのですが、子供のときに色々なロールモデルにふれる機会があれば、そうした社会的な「らしさ」にハマるものだけではなく、もっと広い視野を持って、自分らしさを選んでいくことができるようになると思っています。
児童書や絵本づくりも企画していますが、そのなかで多様なロールモデルを確立していき、子供たちの夢を広げていきたいと考えています。
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合田文◎1992年、東京都生まれ。新卒でIT企業に入社しゲーム事業部に所属。その後HR業界を経てダイバーシティに関する事業部を設立。2019年8月にTIEWAを創業。
