オープンロジ
調達額:17億5000万円
調達先:PEGASUS TECH VENTURES / Spiral innovation Partners / あおぞら企業投資 / みずほ銀行 / りそな銀行 / シニフィアンKID / 住友商事 / 千葉道場 / 商工組合中央金庫 / 新生キャピタルパートナーズ / 日本政策金融公庫
備考:登記簿より金額を推計 / 出資元はニュースから推測 / 出資元は2020-10-02の調達と合わせて記載 / シリーズC / 新生キャピタルパートナーズは新生ベンチャーパートナーズ1号投資事業有限責任組合より出資 / Spiral innovation PartnersはLogistics Innovation Fundより出資 / 融資含む
固定費ゼロ・従量課金で利用できる物流フルフィルメントサービス「OpenLogi」を運営するスタートアップ。
通常物流業界の一連の流れとしては、スペース単位での見積もりを倉庫会社に依頼、作成、契約をした後に梱包や在庫管理といった作業が必要になる。大企業にとってはよいかもしれないが、中小のEC企業にとってはこうした一連の作業が負担になっている事が多かった。
同社はその非効率性に目をつけ、倉庫会社とのネットワークを築き、独自システムを運用することによってアイテム単位での課金が出来るプラットフォームを作成した。
2017年時点ではプロモーションをかけていないもののユーザーアカウント数は2500を超え、すでに前年比売上750%を記録している。
海外展開も視野にいれており、海外の倉庫と契約を結ぶことによって、AmazonやeBayでの越境ECの促進を図っている。
また、今後は冷蔵や定温倉庫との連携もすすめ、従来であれば高くついた物流コストの価格低下も促進していく。
2020年10月にはシニフィアンKID、新生キャピタルパートナーズ、住友商事などを引受先とした第三者割当増資およびデットファイナンスにより、総額約17億5000万円の資金調達を実施。
この調達を通し、広範なステークホルダーを獲得し、国内外の商流において広域かつ豊富なネットワークを有する総合商社、国内有数の大手物流企業であるセイノーホールディングス、西濃運輸といった国内有力事業会社とのアライアンスを強化していく予定だ。