「忘れられない魅力」の正体とは? 自分を印象づける効果的な方法

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例えば、目と目があった瞬間から、想いを込めていつもより長く見つめてみる。相手はいつもとは違う長さで見つめられることに「非日常」を察知して、「何を伝えたいのだろう」と気になり始めます。その時間の長さ、つまり「間」さえも心を惹かれる要素になるのです。

ビジネスのシーンにおいても、この「間」はとても大切です。

例えば、初見の挨拶は、まず呼吸を整えたら、一瞬動きを止めて、見開いた瞳で目を合わせて挨拶し、動作を少しゆっくりと丁寧にして名刺を交換する。目を合わせる前後で静止するのがコツです。そこに緩急のある「間」が加わるだけで、瞳が伝える人柄や意志がより深く伝わり、記憶に残る出会いとなります。

いまは、オンラインでの打ち合わせも多くなりました。バストアップの画面越しで話し合い、目と目が合わないことも増えたために、全体の人物像や感情を掴みにくくなっています。コミュニケーションのキャッチボールがしにくい状態なので、どこか一方通行のように感じて、不安な気持ちのまま話を進めなくてはならないことも多いのではないでしょうか。

オンラインでは、感情がわかりやすいようにはっきりと話す、表情を明確にすることが、相手に与える印象の強さを左右します。そして、始まりと終わりは思い切り笑顔にすること。最初にウェルカムな気持ちを伝えられれば安心して会話できますし、最後にはいい印象を相手に残すことができます。ぜひ、とっておきの笑顔をプレゼントしてほしいと思います。

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忘れられない魅力とは、言い換えるなら特別で素敵な「違和感」を取り入れることです。いくつか例を挙げてきましたが、ここに挙げたのは一例にすぎません。

ぜひ、自分が素敵な違和感を目撃したときのことをよく思い出してみてください。そのときの印象を分析してみれば、あなただからこそ気がつけた魅力が見えてくるかもしれません。そして、あなただけが纏える特別な魅力も見つかるでしょう。

連載:0.2秒で人の心を掴む「印象力」
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文=岡田いずみ

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