犬の血液型13種類、猫3種類、救える命のために犬猫の輸血ドナープログラム構築へ

Thirawatana Phaisalratana/EyeEm/Getty Images

動物病院運営および動物病院向サービス開発を手掛けるI&U HOLDINGSは、犬猫の飼育頭数密度が全国平均の10倍以上と極めて高い*1エリアの中心地である神奈川県横浜市山下地区において犬猫の輸血ドナーの持続可能な仕組み作りのためクラウドファンディングを開始した。

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どうぶつ同士が元気を譲り合う「輸血」は、獣医療の現場には必要不可欠*2だ。「困ったときはお互い様だから。」そういった家族の方同士の気持ちの輪が、尊い命を救っていくことになる。

支援をもとに、「犬猫の輸血ボランティア募集」と「協力体制の仕組み作り」を進め、持続可能な仕組みを構築することで一つでも多くの命を救っていく。



2021年1月に予定しているユナイテッド横浜WANCOTT動物病院(仮称)の開院に合わせ、パートナーでTOTAL DOG SERVICEを掲げる犬向けの大型複合施設「WANCOTT」の協力のもと、十分なドナーを確保していくことを目指している。

*1 全国の犬猫飼育頭数密度は1平方キロメートルあたり約50頭(飼育頭数約1900万頭を国土面積37.8万平方キロメートルで割った数)に対し、神奈川県および東京都の頭数密度は約630頭、さらに横浜市および隣接の自治体の頭数密度は約650頭と、日本国内はもとより世界的にも極めて飼育頭数の多いエリア。
*2 ヒト医療でいうところの日本赤十字社の血液センターのような仕組みはなく、病院単位でその都度ドナーからの献血を依頼している。そのほとんどで急を要する。

クラウドファンディング概要


クラウドファンディングサービス「Ready For」にて支援を募り、「犬猫の輸血ボランティア募集」と「協力体制の仕組み作り」を行う。

実施期間:2020年10月26日~2020年12月21日23:00まで

リターンの一例
・お手入れ年間パスポート 6000円以上相当のところ5000円
・お手入れ年間パスポート+健康診断 22000円以上相当のところ20000円 他
*純支援以外のこれらのリターンに関しても収益金の一部がドナーシステムに活用される。

クラウドファンディングで集めた資金の使い道

・登録時に必要な身体検査、血液検査(スクリーニング、血液型)、感染症検査(PCR検査)等の各種検査費用
・輸血の対応ができる可能性をあげられる輸血および入院治療に必要なICU(集中治療ケージ)等の医療機器の充実
・献血に協力した際とドナー引退時のプレゼント用粗品(お散歩グッズやフード類、予防薬等を予定)の購入・制作費用
・症例検討会や家族の方向けセミナーの開催等の輸血に関するノウハウの共有

実際に獣医療従事者だけではなく、家族の体験談からも少しでも多くの愛犬家・愛猫家に輸血に関する情報を広め、助け合いの輪を広げるチャンスになれるよう努めていく。

PR TIMESより

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