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── 今現在も、世界中の音楽業界に大きなダメージを与え続けている新型コロナウイルスによる不安も大きいですよね。

そうですね。週末はイベント、平日は曲作り。世界を転々としながらツアーを回る生活にもだいぶ慣れてきて、今年もその予定でした。でも、春前に決まっていたスケジュールはすべて白紙になりました。

しかし、少しずつですが、音楽イベントが再開しはじめています。すでにソーシャルディスタンシングを考慮したルーフトップパーティーへの出演が決まっているんです。

今を乗り越えたら、この先に何があってもクリアできる気がします。そもそも、サンフランシスコに拠点を移すときも大変だったんですよ。

渡米してからしばらくは友達の家に居候させてもらう予定だったのですが、飛行機に乗る前日に「やっぱり貸せない」と言われてしまって、サンフランシスコに着いたものの、いきなりホームレスだったんです。ホテルに泊まったり、他の友達の家にお邪魔したり、長期的に部屋を貸し出す人々が書き込む掲示板から泊まれる部屋を探したり。毎日泣きながら過ごしていましたが、なんとかなりました(笑)。

今も本当に大変ですけど、ホームレス生活もどうにかなりました。だから、きっとどうにかなります。

自分で作った音楽をいろんな人に聞いてもらい、現場で一緒に体感する楽しさを知ってしまった。やっぱり、音楽が好きなんです。もう、やめられません。

どうにか今を乗り越えて、また、たくさんの人と集まりたい。40歳になっても、50歳になっても、ずっと音楽をつくり続けていたいです。




クリョーン◎1994年、札幌生まれ。現在はサンフランシスコを拠点とするDJ/プロデューサー。世界最大級のダンスミュージックフェス「Tomorrowland2018」出演をはじめ、海外からのオファーが殺到する。

文=葛原信太郎 編集=石原龍太郎

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