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「僕は建築家であり、陶芸家でもある。どちらかの領域に固執するのではなく、異分野を融合させると相乗効果が生まれると思う。今回の個展を『Synergism』としたのは、“家具やインテリアとのシナジー効果”によって、アートとの新しい距離感を感じて欲しいから。アート×家具を積極的に融合させる展示はこれまでなかったと思いますが、新しいプロトタイプになるのではないかと手ごたえを感じています」

アートは難しい、どうやって生活に取り入れればよいのかわからないと考えている人は少なくないだろう。ロルフベンツと奈良祐希は、アートを生活に取り入れる方法と楽しみ方を提案している。それはすなわちアートと人々の距離感をぐっと縮めるということ。暮らしに新しい気付きをもたらす、興味深いイベントである。


B1フロアには、リビングやダイニング、ベッドルームのコーディネートを展示。そこに奈良祐希の作品を組み合わせる


ルカ・ニケットがデザインしたロルフベンツの最新作「Liv」。座り心地に優れるクッションを繊細な脚で支え、軽やかに見せる。コーナーソファは303万円


奈良祐希◎1989年石川県金沢市生まれ。約350年の歴史を誇る⼤樋焼⼗⼀代⼤樋⻑左衛門の長男として生まれる。東京藝術⼤学美術学部建築科を卒業し、大学院へ進学。二年間の休学中に多治⾒市陶磁器意匠研究所に入所し、陶芸を学ぶ。東京藝術⼤学⼤学院美術研究科建築専攻を⾸席で卒業し、建築事務所に勤務する傍ら、陶芸家としての活動も開始。処女作となる「Bone Flower」が世界的な評価を得る。現在は東京に自身の建築デザイン事務所を設立し、建築家/陶芸家として活動。来年末に処女作となる新築オフィスが竣工予定。

ROLF BENZ×奈良祐希「Synergism」
2020年10月23日(金)〜11月3日(火)
会場:ロルフベンツ東京 (東京都港区南⻘⼭六丁目4番6号Almost Blue A棟)
営業時間 :11:00〜19:00
https://www.rolf-benz-tokyo.jp/

文=篠田哲生 写真=江藤義典

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