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Vivo V20 Pro(BEN SIN)

筆者は2017年に中国のスマホメーカー「ヴィーヴォ(Vivo)」から初めてメールを受け取った日のことをよく覚えている。メールの内容は、「完璧な自撮りスマホ」の試用レビューに関する依頼だった。

ヴィーヴォの言う完璧な自撮りスマホは「V5 Plus」という名のデバイスで、当時としては高画素な2000万画素のフロントカメラを搭載した機種だった。筆者が試用してみたところ、確かにフロントカメラは暗所でも高品質な撮影ができたが、それ以外はよくあるiPhoneのクローンという印象だった。

ヴィーヴォ独自のソフトウェアも、筆者の好みではなかった。しかし、その後リリースされたVシリーズは、格段に機能が向上した。V5の後継モデルである「V7 Plus」(これまでのVシリーズは奇数のみだった)は、ベゼル幅が狭いスタイリッシュなデザインで、価格も手頃なミッドレンジモデルだ。欧米ではあまり知られていないが、V7 Plusはジェスチャーナビゲーションを初めて搭載した機種で、iPhone Xよりも数ヶ月前にリリースされた。

その後の「Vivo V11」は、ミッドレンジモデルで初めてディスプレイ埋込み型の指紋認証センサーを搭載し、さらにその後、「V13」、「V15」、「V17」がリリースされたが、どれも高性能な自撮りカメラを搭載している。

先週、東南アジア市場向けにリリースされた「V20」シリーズは、その頂点に立つモデルであり、スタンダードモデルとProモデルは共に4400万画素のフロントカメラを搭載している。

画素数の多さを売りにすることは簡単だが、筆者が実際に使ってみたところ、強い逆光や暗い路地、低輝度で動いている場面でも、他のスマホよりも高品質な撮影ができた。今どきのスマホカメラは、撮影環境が良ければどれも高品質な撮影が可能なため、テストは敢えて厳しい環境下で行うのが望ましい。

真っ暗な夜道で撮影したところ、V20 Proはサムスンの最新機種よりもかなり明るく撮影できた。また、逆光が強い中での撮影では、iPhone 11 Proに比べて背景が鮮明に撮れた。


(BEN SIN)


(BEN SIN)

ヴィーヴォの自撮り機能が優れているのには、ソフトウェアにも理由がある。同社は、アイトラッキングアルゴリズムを用いたオートフォーカス機能を開発し、V20シリーズに実装している。これは、瞳の動きを追跡してピントを自動的に合わせる機能だ。

筆者がテストしてみたところ、頭を激しく振っても、ビューファインダーに表示される黄色いボックスは、筆者の瞳から外れることはなかった。アイトラッキング機能については、動画で詳しく紹介している。


編集=上田裕資

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