ファーウェイが「ポルシェデザイン」の高級スマートウォッチを発表

ポルシェデザインコラボのMate RSモデル(Grzegorz Czapski / shutterstock.com)

ファーウェイは2016年に発表したスマートフォンMate 9で、初めてポルシェデザイン(Porsche Design)とコラボを行ったが、その翌年のMate 10や2018年のMate RS(レーシングスポーツ)、Mate 20とMate 30の高級バージョンにもその名を冠していた。

そして今、同社はこの試みをウェアラブルに拡大し、スマートウォッチのGT 2 Proのポルシェデザイン版の「Porsche Design Huawei Watch GT 2 Pro edition」を発表した。

GT 2 Proは海外では350ドル(日本では3万1800円)で販売されるプレミアムなスマートウォッチで、ディスプレーはサファイアガラス、ボディーがチタン、リアケースがセラミック製となっている。

本体のデザインは、スタンダード版もポルシェデザイン版もほぼ同様だが、ポルシェ版はガラスの下にPorsche Designのロゴが入っている。

ポルシェブランドの存在感が目立つのは、ストラップの部分だ。標準モデルがラバー製のストラップを採用しているのに対し、ポルシェデザイン版は洗練された印象のチタン製メタルリンクバンドを採用し、高価な時計にふさわしいエグゼクティブ感を打ち出している。

しかし、標準モデルにも交換ストラップは用意されており、ポルシェ版を求めるのはお金に余裕のある、ブランドのステータスを重視する人に限られそうだ。ファーウェイはこれまでスマホにポルシェデザインを採用してきたが、時計のほうがブランドの高級感を打ち出す場にはふさわしいと思える。

GT 2 Proは、最大14日間という長いバッテリー駆動時間を実現し、GPSに加え加速度や、ジャイロ、磁気、光学式心拍、環境光、気圧、装着検知などのセンサーが搭載されている。さらに血中酸素飽和度を読み取るハードウェアも内蔵されている。

ポルシェデザインは自動車メーカーのポルシェの子会社のデザインスタジオで、アパレルやアクセサリー、自動車用品などを世界各国で販売している。GT 2 Proのポルシェデザイン版の価格は今後公開される。

編集=上田裕資

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