2021年型、BMW新型M3/M4フロントグリルに賛否両論?

BMWが新型M3とM4を公開。デザイナー苦心の力強いフロントフェイスが論議の的に。(写真:WWW.DANIEL-KRAUS.COM)


M3、M4ともにエンジンの回転は7200rpmまで上げられ、最大出力は6250rpmである。

大きな違いはトルクにあり、標準仕様のM3とM4の最大トルクはともに、550Nm/2650-6130rpmで、コンペティション仕様では650Nm/2750-5500rpmになる。

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BMWのM3とM4のエンジンは現行の3.0リッターのままで、2つのターボチャージャーを搭載。コンペティション仕様車に積んでいる500馬力よりも効率的である。(写真:DANIEL KRAUS)

基本的に、この2モデルはBMWが生産するSUVのX3MとX4Mと同じエンジンを搭載している。

BMWにとって不運だったのは、伝統的なキドニーグリルのデザインがビーバーの歯のように見えるものに修正され、9月21日の午後にRedditのウェブサイトに今度はほんとうに写真が流出してしまったために、エンジン性能の改良がかまびすしい議論の中でかすんでしまったことだ。

評価が分かれるフロントグリルは、ナンバープレートがつけば2分割されて、その強烈な印象は打ち消されるだろう。それでも、第2世代の4シリーズのフロントグリルとは通じるものであるとはいえ、標準的な量産モデルの3シリーズとはまったく違うものであることは否定できない。

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BMWのMシリーズの2モデルは、フロントグリル以外ははるかにはっきりした意図を持つ伝統的な仕上がりになっている。(写真:DANIEL KRAUS)

いくつかの意外さ


事実、写真を見るとM4クーペがかかえる最大の問題はフロントグリルではないことがわかる。そのガラス張りのような外観は、アウディのA5クーペとよく似ているのだ。

3.0リッターの6気筒エンジン制御は、最大トルク650Nmを発生させるのに2基のターボチャージャーを用いるが、不思議なことに、さらに速くさらにパワフルなコンペティション仕様のほうが標準仕様よりもわずかとはいえ経済的になっている。

いまの時代に、プラグインのハイブリットパワーはもとより、48Vのマイルド・ハイブリッドテクノロジーさえ搭載されていないことには戸惑いを覚える。
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翻訳・編集=中田しおみ/S.K.Y.パブリッシング/石井節子

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