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Photo by Joe Raedle/Getty Images

米大統領選の期日が2週間後に迫るなか、世論調査で民主党のジョー・バイデン前副大統領に大差をつけられているドナルド・トランプ大統領が、選挙イベントでバイデン一家に対する攻撃を強めている。信ぴょう性に疑問がある問題を持ち出したり、乱暴な言葉であおったりと、なりふり構わず巻き返しに必死だ。

トランプ陣営がこのところ躍起になっているのが、バイデンの息子、ハンターへの攻撃だ。ハンターをめぐっては、父親の協力を仰いでウクライナ企業に便宜を図ったとする記事をニューヨーク・ポスト紙が掲載した。

トランプは16日の選挙イベントで演説中、原稿から離れてこの記事に言及し、ハンターを「まるで掃除機だ。父親について回ってカネを吸い集めている」と皮肉った。

ニューヨーク・ポストの報道内容は現時点で事実と確認されていない。記事の基になっている電子メールは、ロシアによる偽情報の流布活動と関連していないか、連邦捜査局(FBI)が捜査している。

トランプは同日の複数のイベントで、バイデン一家を「犯罪一家」や「組織犯罪一家」と繰り返し罵倒した。こうした言葉は、慈善団体資金の不正流用疑惑など、トランプの金銭問題を批判する人が使う言葉を、おうむ返しにしたものだ。

この日、ジョージア州メイコンで開かれた集会では、トランプはバイデンの弟、ジェームズにも矛先を向けた。ジェームズをめぐっては、バイデンの影響力を利用して個人資産を増やしたと、調査報道機関のプロパブリカが独自調査に基づいて報道している。

この集会で聴衆が「やつらを収監しろ!」と連呼すると、トランプは「バイデン一家を収監しろ、ヒラリーを収監しろ」と応じた。トランプは2016年の選挙戦でも、民主党候補のヒラリー・クリントンが腐敗していると主張し、この「ヒラリーを収監しろ」というフレーズを好んで使っていた。

編集=江戸伸禎

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