発売から4年を経たスイッチの売上は、今年のホリデーシーズンに次世代のXboxシリーズX/Sやプレイステーション5を上回ると予想されているが、それは驚くべきことではない。
調査企業NDPが発表した最新データによると、スイッチは現在、米国で22カ月連続で最も売れているコンソールになっている。この記録は、NPDのアナリストのMat Piscatellaによって確認された。
スイッチの記録は、過去にマイクロソフトのXbox 360が打ち立てた記録を追い抜いた。Xbox 360は2011年から2013年にかけて、21カ月連続で売上首位を記録していた。
任天堂は2018年12月にスイッチ向けのゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(Super Smash. Bros Ultimate)」をリリースして以降に急激に売上を伸ばしてきた。その後、2年が経過した今も、このタイトルは毎月の上位15位圏内に残り続けている
このような話は、任天堂の競合他社の次世代コンソールの動向や、「アサシン クリード ヴァルハラ」や「スパイダーマン マイルズ・モラレス」などのプレイステーションやXbox向けの人気タイトルの話題に隠れてしまいがちだ。
しかし、任天堂がスイッチを売上首位に送り込み続けていることは、同社がソニーやマイクロソフトに対して、大きなアドバンテージを保っていることを示している。さらに言うと、Xbox Series X|SやPS5は、まだ店頭で購入できない状況なのだ。
NPDの今年9月のレポートは、ゲーム業界全体の売上高が前年比10%プラスの成長だったことも示している。当然のことながら、これはパンデミックの追い風を受けたからだ。