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週末には多くの来館者が訪れることから、混雑による3密を不安視する声もあった。しかし実際に劇場へと向かうと、来場者を誘導するスタッフがきちんと配備されており、密な空間を作らない配慮が行き届いているように感じられた。

TOHOシネマズ渋谷では、顔認識AI搭載の最新の検温システムが導入されており、マスクを着用したままでも来館者を検温できる。所要時間は0.5秒ほどで非常にスピーディに進むため、余計な行列を作る必要もない。スクリーン内ではマスクの着用が義務づけられており、上映中は会話をする人々もいないので、全席満員であっても不安になる要素は特に見当たらなかった。

劇場の外でも感じられた劇場版『鬼滅の刃』人気


一方、劇場によっては混雑する場面が見受けられる場面もあった。TOHOシネマズ池袋にきていた都内在住の30代女性に、コロナ禍において映画館に来ることに不安はないかと聞いてみた。


「TOHOシネマズ池袋」では、上映直前に行列ができる場面もあった。

「正直なところ、劇場に来るまでは少し不安がありました。でも、映画を観始めてしまえば気にはならなかったです。スタッフの方々もきちんと配慮してくれていたように思います。そもそも自分が好きなものを観に行くわけで、どこに行くにしてもまずは自分自身が気を緩めずに対策することが重要なのかなと感じました」と話してくれた。

また、TOHOシネマズ池袋から徒歩1分ほどのところにあるアニメグッズ専門店「アニメイト池袋本店」のスタッフに話を聞くと、こちらにも『鬼滅の刃』の活気は伝わってきているようだ。「多くの方が劇場版『鬼滅の刃』を観にきているのもあって、アニメイトも朝から1日通じて盛況でした。『鬼滅の刃』に関するグッズの売り上げも、いつもより売れている印象がありますね」。

劇場近くの飲食店などを見ても満席に近い店が少なくなかった。経済効果は映画館の外にも波及していそうだ。

東宝の好調について、総務部の西崎洋平氏に話を聞くと「良質な映画作品を数多くのお客様にご覧いただけるよう、これからも努力してまいります。また今後も『GoToイベント』がきっかけとなって、多くのお客様が映画館に足を運んでくださると嬉しいです」とコメント。

東宝は11月20日には映画『STAND BY ME ドラえもん2』の公開も決定しており、今後も期待作が途切れることがない。これに「GoToキャンペーン」の追い風が加われば、コロナ禍の影響からV字回復していく大きなチャンスとなるだろう。

文、写真=渡邊雄介

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