ピーター・ティールが認めた革新的ニュースアプリ「River」の実力

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フィッシャーはその後、ヤフーに勤務した後、プラスサイズの女性向けのEコマース企業Dia & Coで働いた後の2018年にRiverを立ち上げた。

Riverのアルゴリズムは、ユーザーが興味を持つ事柄を学習するのではなく、特定のカテゴリ内で、最も話題性があり信頼度が高いニュースを抽出することにフォーカスしている。利用者が政治や有名人、ビジネスなどの大まかなカテゴリーを選択すると、Riverは最も重要であると判断したコンテンツを表示する。

「このアプリは、犬や猫の写真ではなく、世界で何が起こっているかを見たい人のためのものだ」と彼は述べている。

フィッシャーはRiverが将来的に、インスタグラム上のミームなど、ユーザーが生成したコンテンツも取り込んでいくことを望んでいる。それが実現されれば、Riverのユーザーは、大統領選の討論会でどちらの候補が優勢だったかを知るだけでなく、マイク・ペンスの頭の上に着陸したハエのGIF画像の中で、最も面白いものを楽しめるようになるだろう。

編集=上田裕資

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