使い捨てのマスクは、安くて機能も十分だが、大量のゴミを生み出すのが問題だ。プラスチック製のフェイスシールドも役立つアイテムだが、一般消費者が毎日使うものではないだろう。
その点、再利用ができてスマートテックを搭載したMoshi OmniGuardは、理想的なマスクだと言える。OmniGuardは、もともとMoshiの社員やその家族のために開発されたもので、素晴らしい作りをしている。サイズは3種類で、色はオーシャンブラックとスペースグレーの2種類から選べる。紐は長さを調節できるため、耳が前に引っ張られるようなことはない。
また、鼻や顎の輪郭にフィットするようデザインされているので、マスクがオウムのくちばしのような形になることがなく、つけ心地も快適だ。再利用可能なマスクには珍しく、OmniGuardには使い捨てマスクのようなノーズワイヤーが付いている。
ワイヤーはクッション素材でカバーされているため、鼻に当たっても気にならない。鼻とマスクをしっかりフィットさせれば、眼鏡が曇ることを防げる。
OmniGuardが最も優れているのは、装着感だ。生地はとても柔らかく、長時間使用しても快適だ。さらに、素材の内部には竹炭シートが入っており、消臭とフィルター効果も期待できる。OmniGuardには、安全性をさらに強化するための機能が2つ備わっている。
まず、外側のレイヤーは細菌を除去するための細菌シールドが施されている。また、内部にはポケットがあり、取り替え式のフィルターを挿入することができる。フィルターを差し込むのは少し手間が掛かるが、中にぴったり納まるため、一旦挿入してしまえば中に入っていることを感じさせない。
フィルターは、Moshiが独自開発した「Nanohedron」というもので、75ナノメートル以上の微粒子を遮断する。このフィルターは消毒することが可能で、マスク本体は、フィルターを取り外し、水か中性洗剤で手洗いをして空気乾燥させれば、再利用できる。
さらに、OmniGuardにはジッパー付きのパウチが付いており、使用していないマスクを清潔に保管することができる。また、Nanohedronフィルターが3個付属している。
OmniGuardはmoshi.comから購入が可能で、価格はマスクとパウチ、フィルターを含めて39.95ドルとなっている(日本では5900円でアマゾンなどで販売開始予定)。取り替え用フィルターは、5枚入りで17.95ドルとされている。