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過去の別の研究結果でも、「エレクションレイジ(election rage、選挙による逆上)」が心臓発作を引き起こす原因になることが示されている。2016年に発表されたこの研究結果は、52カ国で報告された1万2000以上の心臓発作の症例についてレビューを行ったもので、初めて心臓発作を起こした原因が、ストレスによる感情の乱れである場合が多いことを明らかにしている。

研究者らによれば、怒ることや感情が乱れることは、血圧や心拍数の上昇につながる。それによって起きる血流の変化によって、心臓への血液の供給量が減少し、発作につながるとされている。

また、感情と心臓発作のリスクの関連性は、肥満や過体重、高血圧、糖尿病といったその他の心臓発作の危険因子の有無とは関係がないとみられている。

高まるストレス、どう対応すべき?


選挙がなぜそれほどのストレスや感情の乱れを引き起こす原因となるのかについて、ニュヨーク大学ランゴーン医療センターのマーク・シーグル教授はUSAトゥデイ紙に対し、次のように説明する。

「問題のひとつは、テクノロジーだ。私たちは絶えず、ケーブルニュースやインターネット、ソーシャルメディアを通じて発信される大量の最新情報にさらされている」

それに加えて現在、私たちは新型コロナウイルスのパンデミックという別のストレスも抱えている。当然ながら、このストレスもまた、心臓発作と脳卒中の関連死を増加させている。

カイザーの研究者は重要なこととして、ストレスが健康状態に変化をもたらす可能性があると認識しておくこと、医療従事者が患者に運動やヨガ、瞑想、呼吸法といったウェルネスを維持するための方法を取り入れることを奨励し、ストレスへの対応を支援することを挙げている。

編集=木内涼子

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